Excel使用をそのままに、本格クラウド利用を実現する。 2

Google AppとApp Engineの準備・設定を完了する

連載第1回ではGoogle Driveを使用するための事前処理や設定について見てきましたが、第2回ではスプレッドシートの作成からJavaScriptを使用した処理の概要、およびスプレッドデータを読み取るために必要なApp Engine側での設定等について解説します。なお、App EngineでJa

清野 克行

2013年10月23日 20:00

連載第1回ではGoogle Driveを使用するための事前処理や設定について見てきましたが、第2回ではスプレッドシートの作成からJavaScriptを使用した処理の概要、およびスプレッドデータを読み取るために必要なApp Engine側での設定等について解説します。

なお、App EngineでJavaプログラムを作成する場合はテキストエディタでも可能ですが、Eclipseを使用する方が遥かに便利です。ここではEclipseを使用してApp EngineのJavaプログラムを作成しますが、Eclipseの基本的な使用方法についてはある程度皆さんがご存知だという認識の上で進めていきます。

1 スプレッドシート操作の基本

1. 1 スプレッドシートを作成する

図1:Google Drive画面(クリックで拡大)

Google Drive画面で、図1左上の「CREATE」メニューからSpreadSheetを選択します。

図2:共有フォルダ(Share folder)と同一セキュリティレベル(共有レベル)の確認(クリックで拡大)

初回の選択では、図2のように、スプレッドシートが共有フォルダに作成されることを確認するメッセージが表示されます。ここでは、「Create and Share」をクリックしてファイルを生成します。なお、フォルダ内のファイルはフォルダとは異なる共有レベルを設定することもできます。

図3:生成されたスプレッドシート(クリックで拡大)

「Create and Share」のクリックで図3のようなスプレッドシートが作成されます。画面上部のメニューバーとツールバーには、デスクトップ製品にほとんど遜色のない編集機能が揃っています。

ただし、Excelマクロ(VBA=Visual Basic for Applications)に対応するプログラミング言語はJavaScriptになるので、マクロ機能は書き換える必要があります。

1. 2 ファイル名の変更

生成されたスプレッドシートの名前は「Untitled spreadsheet」になっているので、これを「TestSheet1」に変更します。変更は図3のメニューバーからFile -> Rename の選択で表示される図4の画面でスプレッドシート名を変更します。

図4:ファイル名の変更
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