MySQL Workbench Community版と商用版の違い
MySQL WorkbenchのバイナリはCommunity版と商用版の2つの形で提供されています。Community版はGPLv2にて公開されており、GPLv2の範囲内で自由に利用することができます。商用版はご購入されたEditionに対応する形でSEとEEの違いがあります(バイナリとしては商用版一つですがライセンス的に利用できる機能がSE, EEの違いがあります)。MySQL WorkbenchのCommunity版と商用版の違い、MySQL Editionの違いについては、次のドキュメントをご参照ください。
> MySQL Workbench Features
> MySQL Editions
MySQL Workbenchについて、以前はCommunity版と商用版の違いは大きく設定されていたのですが、その違いは徐々に縮小され現在の違いは以下のようになっています。
[SE/EE版の機能]
- DBドキュメント出力
- データベーススキーマの情報をドキュメント化(テーブル定義書の自動作成)
- データモデルの検証
- DB設計上の間違いや懸念事項を提示(一般的な事項/MySQL特有の事項)
[EE版の機能]
- MEB(MySQL Enterprise Backup)のためのGUI
- バックアップジョブの作成/スケジュール/実行、リカバリの実行
- MySQL Enterprise AuditのためのGUI
- 監査ログの確認
今回は上記のうちDBドキュメント出力とMEBのためのGUIをとりあげます。そして最後に次期版であるMySQL Workbench 6.1の新機能をすこしご紹介させていただきます。
MySQL Workbench(商用版)の試用
MySQL Workbenchを含む、MySQL関連製品の商用版は以下のURLからダウンロードして30日間のトライアル利用ができます。
> Oracle Software Delivery Cloud
ユーザ登録と利用条件の確認・承認のうえ、製品パック“MySQL Database”を選択して必要なファイルをダウンロードしてください。
DBドキュメント出力
データベースのドキュメント出力はModelやEER Diagramのタブを表示し、メニューから「Model」-「DBDoc - Model Reporting...」を選択します。
選択すると図1.のようなダイアログが出力されますので、出力形式(HTMLまたはTEXT)や出力先等設定のうえGenerate(生成)ボタンを押してください。通常はドキュメントフォルダ(Workbench実行ユーザのマイドキュメント)にreport_日付ディレクトリが作成され、そこにHTMLのベーシックフレーム形式にて図2.のように作成されます。
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