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ソースコード解析ツール「Understand 7.2」日本語版リリース——生成AI連携とMCP機能で開発現場の解析効率を強化

Think IT編集部

6:30

📌 このニュース、3行で押さえるなら 📌
  • ソースコード解析ツール「Understand 7.2」日本語版が2026年6月25日より販売開始。ChatGPT・Claude・Geminiなど主要な生成AIとの連携に正式対応し、コードの要約・対話形式での質問・リファクタリング支援が可能に
  • AIエージェントがUnderstandのAPIを直接呼び出して解析データを取得できるMCP機能を新たに提供。自然言語での問い合わせに基づきAIが情報を自動判断・取得し、説明文の作成や改善案の提案まで自動化できる
  • VSCode向け拡張機能を強化し、解析結果のグラフ・メトリクスをVSCode上で直接表示可能に。あわせてVSCode拡張機能専用ライセンスの販売も開始

📝 Think IT編集部の見解 📝

今回の発表で注目すべきは、MCP機能の追加だ。

これまでソースコード解析ツールは「人間が解析結果を読んで判断する」ことを前提に設計されてきた。しかしUnderstand 7.2が提供するMCP機能は、AIエージェントがUnderstandのAPIを直接呼び出して解析データを取得するという設計であり、「AIが解析結果を読んで判断・提案する」というパラダイムシフトを意味する。

特に大規模なレガシーコードの保守・リファクタリング場面での効果が期待できる。関数・クラス・ファイル間の依存関係や制御フローといった複雑な構造を、AIエージェントが自律的に把握した上で改善案を提示できるなら、これまで上級エンジニアが担ってきた「コード全体を俯瞰する作業」の一部をエージェントに委譲できる可能性がある。

一方で、プレスリリースにも明記されている通り、AIが生成した回答は不正確または不完全な場合があることには留意が必要だ。また、Understandの解析データをAIに送信する際の機密情報・個人情報の取り扱いは組織のポリシーに従う必要があり、エンタープライズ環境での導入には事前の確認が欠かせない。

VSCode専用ライセンスの追加は、フルライセンスを必要としない開発者層への間口を広げる動きとして評価できる。Understandはこれまで大規模プロジェクトや組織向けというイメージが強かったが、VSCode連携と専用ライセンスの組み合わせにより、個人開発者や小規模チームへの普及を狙っているとも読み取れる。


📰 リリースまとめ 📰

ソースコード解析ツール「Understand 7.2」日本語版が販売開始——生成AI連携とMCP機能を新搭載

テクマトリックス株式会社は、米国Scientific Toolworks, Inc.が開発したソフトウェア解析ツール「Understand 7.2」日本語版を2026年6月25日より販売開始した。本バージョンでは生成AI連携機能への正式対応と、MCP機能の新規提供、VSCode拡張機能の強化が主な変更点となる。

図: AI モデル・AI サーバーの選択画面

生成AI連携機能の正式対応

Understand 7.2では、選択可能なLLMモデルの追加・変更機能が強化され、AIサーバーへの接続にも対応した。HTTPS・APIキーを用いたサードパーティAIサービスとの連携や、GGUFファイルの切り替え・ダウンロードにも対応している。連携可能な生成AIはOllama、LM Studio、ChatGPT(OpenAI)、Claude、Gemini、Grok(xAI)およびカスタムGGUFモデルファイルなど。コード内の任意のエンティティやファイルについて自動的に要約・概要を作成できるほか、AIチャット機能を利用した自然言語での対話形式の質問も可能となった。

MCP機能の提供

図: AI エージェント × MCP サーバー連携の解析イメージ

AIエージェントがUnderstandのAPIを直接呼び出して解析データを取得できるMCP機能の提供を開始した。Understandのデータベース(.undファイル)を操作するためのPythonスクリプトが用意されており、取得可能な情報にはエンティティ情報(関数・クラス・ファイルの名前や種類等)、リファレンス情報(参照・被参照関係、依存関係)、解析結果(注釈、メトリクス)、字句解析情報、制御フローのノード情報などが含まれる。開発者は自然言語でUnderstandの解析結果に問い合わせが可能で、AIが必要な情報を自動で判断・取得し、説明文の作成や改善案の提案も自動で行う。

VSCode拡張機能の強化と専用ライセンス販売開始

VSCode上で解析結果のグラフやメトリクスを直接表示可能とし、生成AI連携機能にも対応した。あわせてVSCode拡張機能専用ライセンスの提供を開始した。

なお、2026年6月25日時点で保守サービスを契約しているUnderstandユーザーには「Understand 7.2」バージョンアップ製品が無償で提供される。

図:Visual Studio Code 上でMCP 連携をした画面

サポートプラットフォーム・解析対象言語

サポートプラットフォームはWindows 11以降、Windows Server 2022以降、RHEL 9以降、Ubuntu 24.04以降、Mac OS Monterey 12以降。解析対象言語はAda、Assembly、C/C++、C#、VB.NET、FORTRAN、Java、Pascal、Python、VHDL、Web(PHP、HTML、CSS、JavaScript、TypeScript)、Rust(ベータ版)。


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