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LinuxCon Japan 2014 -アジア地域最大のLinuxカンファレンス-

2014年5月29日(木)
Think IT編集部

The Linux Foundation(以下、LF)主催による技術カンファレンス「LinuxCon Japan 2014」が、5月20日~5月22日の3日間、椿山荘(東京都文京区)を会場に開催された。同じくLF主催によるクラウド構築にかかわるオープンソース技術カンファレンス「CloudOpen Japan」も同時開催された。

Linuxの国際的な技術カンファレンスでもあり、会場には国内だけではなく世界中から訪れたと思われるLinux開発者の姿も多く見受けられた。参加者にはノベルティーとして、「ワタシハリナックスチョットデキル」とプリントされた、何とも印象的なTシャツが全員に配布され、会場はLinuxの濃い空気で満たされていた。

「ワタシハリナックスチョットデキル」というメッセージが入ったLinuxCon Tシャツ(右)

会期初日に行われた基調講演と会場の模様を交えレポートする。

基調講演ではThe Linux Foundationのジム・ゼムリン氏、OpenDaylight Projectのニーラ・ジャック氏、Apache Software Foundationのリッチ・ボーエン氏の3氏が、それぞれ中心メンバーとなっている組織について紹介すると共に、その運用方針やプロジェクトについて語った。

領域の拡大と停滞の無い進化

「Welcome+Introduction」と題し、はLFエグゼクティブディレクターのジム・ゼムリン氏が同カンファレンスの口火を切った。

「LFでは毎月の様にメンバー&スポンサーが増えている。SDNやAutomotive Grade Linuxプロジェクト代表されるような様々なプロジェクト活性化し、オープンソースプロジェクトで今までやってこなかった様な、セキュリティ面でも援助している。」と順調さを強調。また、すべてのモノをインターネットでつなぐ「Internet of Things」をオープンソースで推進するために昨年後半に発足させた「AllSeen Alliance」について、「以前は1社がスタンダードなものを作るという発想だったが、今日ではオープンソースがインダストリーのコラボレーションの中心になっているということに特に注目してもらいたい」と話した。

Internet of Thingsを推進するAllSeen Alliance(クリックで拡大)

世界的に優れた技術を持つ開発者が不足している状況に対して、LFでは2014年は育成・トレーニングプログラムに特に力を入れて行くと語る。その取り組みとして「edX」において大規模なオープンオンラインの教育コースを発表した。これはシステムアドミニストレータ向けのものであり、マサチューセッツ工科大学とハーバード大学が中心になっている。
参考:Introduction to Linux(edX)

今年8月の開講にも関わらず既に15万人の人々が登録していることから、市場からの注目の高さと将来への展望に期待される。

LFはedX上に大規模な教育コースを開講する(クリックで拡大)

LFは本年4月、Heartbleedバグに対しCore Infrastructure Initiative(CII)を設立し、メンバーと共にOpenSSLに援助活動を開始している。CIIの活動について「Heartbleedはインターネットのセキュリティの安全性に疑問を呈し、何百万のシステムが脆弱になってしまった。Heartbleedの経験から色々なオープンソースプロジェクトが資金やリソースの問題でLFの様な十分な支援が受けられていない実情が露呈された。その様なプロジェクト救済支援するためのセキュアーで安定したインターネットで稼働できるように、アマゾン、グーグル、Facebook、Microsoft、富士通、VMwareなどが、リソースを集めてコードベースの改善等を支援している」とし全インターネットの安定、セキュリティ強化への貢献を強調する。

“オープンソース技術の実践活用メディア” をスローガンに、インプレスグループが運営するエンジニアのための技術解説サイト。開発の現場で役立つノウハウ記事を毎日公開しています。

2004年の開設当初からOSS(オープンソースソフトウェア)に着目、近年は特にクラウドを取り巻く技術動向に注力し、ビジネスシーンでOSSを有効活用するための情報発信を続けています。OSSに特化したビジネスセミナーの開催や、Think IT BooksシリーズでのWeb連載記事の電子書籍化など、Webサイトにとどまらない統合的なメディア展開に挑戦しています。

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