Pandora FMSによるカスタムグラフ、カスタムレポートの作成

2014年8月4日(月)
株式会社アールワークス

カスタムレポートの作成方法

続いて、カスタムレポートの作成方法を説明しよう。

管理メニューの「レポート管理」にある「レポートビルダー」をクリックすると、レポート管理画面になる。1つもレポートを作成していない場合には、図6のような画面が表示される。ここで右上の「レポートの作成」をクリックすると、レポート作成画面になる(図7)。

図6 レポート管理画面
図6:レポート管理画面
図7 レポート作成画面
図7:レポート作成画面

このレポート作成画面の各フィールドを適宜埋めて、「保存」をクリックすると、レポートが作成できる。このとき、各フィールドの値は後から修正できるので、カスタムグラフ同様、作成する内容が決まっていない場合には深く考えずに、名前だけ埋めてレポートを保存してしまおう。ここでレポートの保存に成功すると、「処理に成功しました」というメッセージが表示され、画面右上にアイコンメニューが表示される(図8)。

図8 レポート保存直後の画面
図8:レポート保存直後の画面

なお、図8には8つのアイコンが表示されているが、このうち、左側の2つ目から5つ目までの4つはエンタープライズ版の機能であり、オープンソース版にはついていないので、注意する必要がある。

レポートへのアイテムの追加は、スパナアイコンをクリックしてアクセスできる、アイテム編集画面で行う(図9)。このアイテム編集画面では、種類のドロップダウンリストから追加したいアイテムを選択し、その他の項目を適宜埋めて右下の「アイテムの作成」をクリックする。

図9 アイテム編集画面
図9:アイテム編集画面

例えば、先ほど作成したカスタムグラフを追加する場合には、ドロップダウンリストからカスタムグラフを選ぶと、作成済みのカスタムグラフを選択できるように、UI(ユーザーインタフェース)が変化するので、表示したいカスタムグラフを選択し、適宜その他の項目を埋めて「アイテムの作成」をクリックする(図10)。

図10 カスタムグラフのレポートへの追加
図10:カスタムグラフのレポートへの追加

アイテムの作成に成功すると、「処理に成功しました」というメッセージが表示されるので、プレビューで確認をしよう。このプレビュー画面へは、アイコンメニュー左端のアイコンをクリックしてアクセスする(図11)。

図11 レポートプレビュー画面
図11:レポートプレビュー画面

このような手順で、任意のアイテムで構成されるレポートを、運用管理者は好きなだけ作成することが可能となる。

著者
株式会社アールワークス
1985年に株式会社アステックとして創業。2000年10月の株式会社アールワークス設立を経て、2005年6月より現在の1社体制に移行。同時に、社名を(株)アールワークス(Rworks, Inc.)に変更。
設立以来、IDC事業やITマネージドサービスを行い、そこで培ったネットワークインフラの運用ノウハウや、さまざまなソフトウェアを開発した技術力を結集し、現在、ITシステムのリモート運用サービスをはじめとして、インフラ構築、ハウジングやホスティングサービス、SaaS/ASP型のシステム監視基盤の提供を行う。単純なオペレーターではない技術提供をベースにした24時間365日の統合的なフルマネージドサービスを提供している。

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