こんにちは、日立ソリューションズの吉田です。今週も、オープンソースの最新&注目トピックを紹介していきます。
.NET Coreのオープンソース化や、AWSのDockerコンテナ一元管理サービス、Enterprise User's Meeting 2014など、今回も大きな話題が盛りだくさんです。1週間の終わりに、ぜひこれらのトピックをチェックしてください。
バズワードの先へいく“ビッグデータ” 「データ解析をもっとシンプルに」トレジャーデータCTOに聞く
データ収集プラットフォーム「Fluentd」をオープンソース化して提供し、集めたログを解析まで行うというようにビジネスモデル自体がオープンソースと共存するモデルを作っているところが特徴になっている。
(参照記事:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1411/19/news043.html)
あらゆる領域で活用されるオープンソースソフトウェア─The Linux Foundation「Enterprise User's Meeting 2014」レポート ── レポート
筆者もパネルディスカッションのパネラーとして参加した11月12日に横浜で開催された「Enterprise User's Meeting 2014」のレポートです。LinuxFoundationの活動状況やTwitterでの活用状況など海外の状況だけではなく、国内での事例などもあり大変有意義なイベントでした。今回のプレゼン資料も公開されるようなので、興味のある方はそちらもご覧いただきたい。
(参照記事:http://gihyo.jp/news/report/2014/11/1901)
ノベル、システム停止時間を最小化する「SUSE Linux Enterprise Server 12」の提供を開始
システム変更時に異常発生時にワンクリックで元に戻す「フルシステムロールバック機能」やサービスを停止せずにカーネルを更新する「ライブパッチ機能」を提供することで、システム停止時間を最小化する技術を搭載している。また、最大13年のサポート期間を提供する。
(参照記事:http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/111401913/)
AWS、EC2で大量のDockerコンテナを一元管理するサービス発表
従来からEC2上でコンテナ環境を構築することは可能であったが、今回は複数のEC2インスタンスをクラスタ化し、インスタンスをまたいで複数のDockerコンテナの起動・停止などを一元的に管理するできようになった。これにより、さらにDockerが普及する環境が整ってきた。
(参照記事:http://ascii.jp/elem/000/000/952/952277/)
「.NET Core」がオープンソース化、MacやLinuxもサポート
今まで、徐々にOSSに近づいてきたマイクロソフトが、今回大きく舵を切ってきた。既にASP.NETやC#コンパイラなどをオープンソース化しているが、今後さらにOSSとの共存をはかってくるだろう。特に今回はコミュニティとの連携という新しい手法が成功を収めるか注視する必要がある。
(参照記事:http://sourceforge.jp/magazine/14/11/14/052400)
先週の金曜日に驚きのAWSやマイクロソフトの発表があり、激動の一週間になりました。また、先週予告した通り、今週は中国の武漢で北東アジアOSS推進フォーラムに出席しています。このフォーラムに参加して感じたのは、中国でのOSSの活用は日本よりはるかに進んでいるように感じました。油断していると取り残されていくような感じで、もっと、OSSを日本でも活用するための基盤作りが必要だと感じました。