Xbox OneのKinect v2がPCでも使える? Kinect v2最新動向
ついに正式版登場Kinect v2 SDK
先日2014年10月22日、長い間Preview版だったKinect v2 SDKの正式版がリリースされました。下記のURLよりダウンロードできます。但し「英語版」のみです。
Kinect v2 SDKが正式版になったことで、Kinect v2を使用したWindows ストアアプリ※も、Windows ストアに登録が可能になりました。筆者も早速Kinect v2を使ったアプリを1つ作成し、現在Windows ストアで公開されています。興味のある方はぜひ試してみてください。もちろん無料です。
なお、今回の連載で作成するアプリは、WPF(Windows Presentation Foundation)に基づいたもので、上述のWindowsストアアプリとは、コードの書き方が若干異なります。また開発言語はVisual Basicを使用します。
SDKの正式版発表に次ぐKinect関連の大きなトピックですが、日本マイクロソフトは「Xbox One Kinectセンサー用Windows PCアダプター」(図1)を発表しました。価格は4980円(税別)です。既に発売されているKinect for Windows v2の電源ユニットは、Xbox One付属のものとは別の専用品でした。今回の「Xbox One Kinectセンサー用Windows PCアダプター」の発売によって、Xbox Oneに付属のKinectセンサーを、Windows 8.xベースのPCからも使用できるようになります。
引用元: http://www.microsoft.com/ja-jp/news/press/2014/nov14/141111_kinectforwindows.aspx
このアダプターの発売によって、Kinect v2プログラミングが加速するのではないかと期待しています。
本格的なプログラミングの解説については次回以降として、第1回となる今回は、Kinectが現在どのような分野で利用され、役立っているのかを紹介しておきましょう。
Kinectの最新動向の紹介
現在Kinectは、下記のような様々な分野での応用例があります。
- ゲーム
- 医療現場
- リハビリテーション
- 教育
- アパレル
- プロジェクションマッピング
- ロボットのリモート操作
ゲームに関しては、既に読者の皆さんもご存知だろうと思うので、ここではそれ以外の活用例を紹介していきましょう。
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