PR

クラウド最適化の軽量版Ubuntu Core発表、MongoDBがWiredTigerを買収、Fedora 21正式版リリース、ほか

2014年12月19日(金)
吉田 行男

こんにちは、日立ソリューションズの吉田です。

今年も残すところ2週間を切りました。今週も低気圧の影響で日本列島は、各地で大雪が降っているようで、いろいろと交通等で支障が出ているようです。

一方、OSSはそんな寒気団をものともしないかのように、熱い話題で満載です。特に「クラウド」関連のOSSに関しては、とどまる所を知らないかのようです。

今週も注目トピックをまとめましたので、ゆっくりとご覧下さい。

Ubuntu、クラウドに最適化した軽量版「Ubuntu Core」発表。Docker以外のコンテナにも幅広く対応

「Docker」に最適化している「CoreOS」や「Red Hat Enterprise Linux Atomic Host」と違って、「Ubuntu Core」は、あらゆるコンテナ機能に対応していることが特長としている。また、その他の軽量OSがさまざまな管理フレームワークを含んでいるのに対し、このような管理フレームワークを含まず、軽量化に徹する方針です。
(参照記事:http://www.publickey1.jp/blog/14/ubuntuubuntu_coredocker.html

[データは語る]2014年の国内クラウドインフラソフト市場は140億円に、IDCが予測

プライベートクラウドを構築している企業と構築を予定している企業の14.7%がOSSのクラウドインフラソフトを「積極的に使う」という方針で、「ベンダーからのサポートがあれば使う」の26.4%を足せば40%を超える比率となっている。OpenStackなどのOSSとそのエコシステムを活用し、複数のクラウドを連携させるハイブリッドクラウドを提供することが、クラウドビジネスの売上拡大につながるとIDCは提言している。
(参照記事:http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20141213/428141/

Fedora 21正式版リリース。クラウド用の「Fedora 21 Cloud」、Dockerに最適化された「Fedora Atomic Host」も登場

Fedora21は、クラウド用、サーバ用、デスクトップ用の3つのエディションが用意されています。クラウド用は、仮想マシン上で稼働することを想定しているためか、カーネルを可能な限り小さくすることで、前バージョンに比べて25%縮小しています。また、クラウド用には、「Fedora Atomic Host」も用意されていて、「Kubernetes」や「Cockpit」があらかじめ組み込まれています。
(参照記事:http://www.publickey1.jp/blog/14/fedora_21fedora_21_clouddockerfedora_atomic_host.html

毎秒1,400万回のライト(write)を行うNoSQLデータベース「FoundationDB」、ACIDの条件も満たす

NoSQLは、本質的にACID準拠ではありえないという説があります。つまり、NoSQLは、データとトランザクションの完全性を保証しないということなので、NoSQLを実用的なシステムで利用することは、できないということになります。ところが、この「FoundationDB」はACID完全対応のKey-Value型のデータベースで、その上にSQLのレイヤをかぶせるという離れ業を行っており、 12月10日に「FoundationDB 3.0」のリリースを発表しました。
(参照記事:http://jp.techcrunch.com/2014/12/15/20141213foundationdb-and-the-new-nosql/

MongoDB、ストレージエンジンのWiredTigerを買収

「Berkeley DB」の開発者の二人が創業したWiredTigerは、高性能、高スループットのストレージエンジンで、「MongoDB」のバージョン2.8でサポートされました。これによって、「MongoDB」は、書き込みが多いワークロードを扱う時の性能を大きく向上させることができるようになりました。今後もWiredTigerは積極的に開発が続けられ、「MongoDB 3.0」ではデフォルトのストレージエンジンになる予定です。
(参照記事:http://japan.zdnet.com/svc/nls/?id=35057993

◆編集後記◆

今週は、ある会社のセミナーで虎ノ門ヒルズの屋上に行く機会がありましたが、あいにくの天候で、景色を楽しむことができませんでした。「クラウド(雲)」に最も近い場所ということでしたが、まさに雲の中にいるようでした。それはともかく、当分「クラウド」が話題の中心から外れることはなさそうな一日でした。

株式会社日立ソリューションズ
2000年頃より、Linuxビジネスの企画を始め、その後、オープンソース全体の盛り上がりにより、Linuxだけではなく、オープンソース全般の活用を目指したビジネスを推進している。
現在の関心領域は、OpenStackを始めとするクラウド基盤、ビッグデータの処理基盤であるHadoop周辺及びエンタープライズでのオープンソースの活用方法など。
 
株式会社日立ソリューションズ 技術開発本部
オープンソース技術開発センタ 主管技師

連載バックナンバー

OSSコラム

SQL Server v.Next CTP 1.3 Linux版も含めて公開、GoogleのTensorFlowが1.0に、ほか

2017/2/24
OSS界隈に造詣が深い吉田行男氏が、この一週間に起きたOSS業界の注目すべきトピックをセレクトして、お届けします。
OSSコラム

MSが「Azure IP Advantage」を発表、インテル「BigDL」をオープンソース化、ほか

2017/2/17
OSS界隈に造詣が深い吉田行男氏が、この一週間に起きたOSS業界の注目すべきトピックをセレクトして、お届けします。
OSSコラム

「LibreOffice 5.3」公開、UIプロジェクト「MUFFIN」を初導入、ほか

2017/2/10
OSS界隈に造詣が深い吉田行男氏が、この一週間に起きたOSS業界の注目すべきトピックをセレクトして、お届けします。

Think IT会員サービス無料登録受付中

Think ITでは、より付加価値の高いコンテンツを会員サービスとして提供しています。会員登録を済ませてThink ITのWebサイトにログインすることでさまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think IT会員サービスの概要とメリットをチェック

他にもこの記事が読まれています