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写真で見るKubeCon Europe 2019ショーケース

2019年8月1日(木)
松下 康之 - Yasuyuki Matsushita
KubeCon Europe、7700名が参加したカンファレンスはベンダーのショーケースも大きな盛り上がりを感じさせるカンファレンスとなった。

バルセロナで開催されたKubeCon+CloudNativeConは、7700名という多くの参加者が集ったカンファレンスとなり、ショーケースと題された展示ブースも大変な賑わいとなった。そもそもスポンサーの名前を見れば、そのカンファレンスにベンダーがどれだけ力を入れているのかは分かるものだ。今回の最も上のクラスのダイアモンドスポンサーに並んだCisco、IBM、Microsoft、Oracle、Red Hat、VMwareは、いずれも単独のプライベートカンファレンスを開くことができる規模のベンダーである。Red Hat以外は、Kubernetesのコミュニティにおいて、より存在感を示したいというベンダーの意図を感じることとなった。

スポンサーは大手からベンチャーまで様々

スポンサーは大手からベンチャーまで様々

ダイアモンドスポンサーである各社はブースにも力が入っており、Red HatはデモステーションでもOpenShiftを最大限に推していた。

Red Hatのブースではノベルティの赤い帽子が大人気

Red Hatのブースではノベルティの赤い帽子が大人気

OpenShiftが常にプレゼンテーションされていたRed Hatブース

OpenShiftが常にプレゼンテーションされていたRed Hatブース

Oracleもカンパニーカラーの赤を抑えて「Phippy goes to the zoo」のイラストにインスパイアされた感じのプレゼンテーションを実施していた。この辺りは、Kubernetesコミュニティに良い感じにジョインしたいという意思を感じる。

Oracleでさえカンパニーカラーは抑え気味

Oracleでさえカンパニーカラーは抑え気味

逆に常にカンパニーカラー推しなのはCanonicalとSUSE、それぞれオレンジとグリーンが目立つ。

Canonicalは常にオレンジが基調

Canonicalは常にオレンジが基調

SUSEはグリーン。マスコットのカメレオンも人気だった

SUSEはグリーン。マスコットのカメレオンも人気だった

VMwareは買収したHeptioのCEOであり、Kubernetesの初期の開発者の一人であるJoe Beda氏を最大限に活用していた。ショーケースの中に突然長い列ができていると思ったら、その先ではJoe Beda氏が本にサインを入れるのを待つ列だった。

VMwareのブースはキオスクのようなデザイン

VMwareのブースはキオスクのようなデザイン

VMwareのブースで著作本にサインを入れるJoe Beda氏

VMwareのブースで著作本にサインを入れるJoe Beda氏

GoogleとAWSは会場の中庭に設置された休憩スペースにもスポンサードをしているようで、多くの参加者が好天の下で休憩を取っていた。Googleの休憩スペースには記念撮影をできる場所もあり、KubernetesがGoogleの社内で立ち上がるまでの歴史を読み解くボードも設置され、Google発のKubernetesというこだわりが垣間見えた格好となった。

AWSの休憩スペース。青空が気持ち良い

AWSの休憩スペース。青空が気持ち良い

Google Cloudの休憩スペース

Google Cloudの休憩スペース

KubernetesのPre-Historyも確認できる

KubernetesのPre-Historyも確認できる

変わったところでは、ITとはあまり関係ない企業もブースを出展していた。目立っていたのはAdidasのブース。スニーカーにBluetoothで接続できるセンサーを取り付けて、計測を行うデモを実施していた。

Adidasも出展

Adidasも出展

このカンファレンスで最も注目されていたと言えるサービスメッシュについても、LinkerdのBuoyant、Aspen Mesh、EnvoyをベースにしたAPIゲートウェイのAmbassador、NGINXをベースにしたAPIゲートウェイのKongなどが熱心に訴求を行っていた。

LinkerdのBuoyant

LinkerdのBuoyant

AspenMeshはネックストラップのスポンサーでもあった

AspenMeshはネックストラップのスポンサーでもあった

NGINXのブース

NGINXのブース

AmbassadorをリードするDatawireのブース

AmbassadorをリードするDatawireのブース

またサービスメッシュのエコシステムで注目が集まりつつあるSolo.incのGlooや、WeaveworksのFlagger、Ballerinaなども多くの参加者が説明を聞きにブースを訪れていた。

Solo.incのブース。Glooが人気

Solo.incのブース。Glooが人気

Weaveworksのブース

Weaveworksのブース

Ballerinaのブース

Ballerinaのブース

今回のカンファレンスでは参加者向けのノベルティであるTシャツが初日で在庫切れ、2日目にも在庫は復活せずに、最終日に初日のものとは別のTシャツが配られるという事態になった。しかしオフィシャルストアに並んだCNCFのプロジェクトのTシャツやフーディーを買い求める列がなかなか切れなかったことからも、参加者がKubernetesや各プロジェクトに愛着を感じていることを実感できた。

一番人気はKubernetesのTシャツ

一番人気はKubernetesのTシャツ

買い求める参加者の列が途切れない

買い求める参加者の列が途切れない

ちなみにCNCFのExecutive DirectorであるDan Kohn氏も、オフィシャルストアでKubernetesの5周年記念のTシャツを購入していた。

Kubernetesの5周年記念Tシャツを購入するKohn氏

Kubernetesの5周年記念Tシャツを購入するKohn氏

日本からの出展社としては、Yahoo!ジャパンが社内で開発したPulsarとAthenzをメインに熱心に説明を行っていた。

Yahoo!ジャパンのオープンソースソフトウェア、PulsarとAthenz

Yahoo!ジャパンのオープンソースソフトウェア、PulsarとAthenz

とにかく会期中は、キーノートセッションの時間帯以外では人が絶えることなくあふれていたショーケースの会場であった。こんなところにも、Kubernetesを中心としたクラウドネイティブなソフトウェアに対するモメンタムが来ていることを感じられるカンファレンスとなった。

著者
松下 康之 - Yasuyuki Matsushita
フリーランスライター&マーケティングスペシャリスト。DEC、マイクロソフト、アドビ、レノボなどでのマーケティング、ビジネス誌の編集委員などを経てICT関連のトピックを追うライターに。オープンソースとセキュリティが最近の興味の中心。

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