チーム開発でのファイル管理
履歴ビュー
エディター内でファイルにフォーカスを置いて右クリックするとメニューが表示されます。そのメニューで「Compare With(比較対象)→「Latest from Repository(リポジトリ内の最新情報)」を順にクリックすると、エディタービュー内に、履歴ビューが開きます。
履歴タブには新しいタブが表示されています。このプロセスによって、リポジトリへの接続が確立され、作業用コピー内にあるファイルとリポジトリ内にある同じファイルの内容が1行ずつ比較されます。
比較の結果がエディタービューエリア内に表示され、同時に履歴統計情報が履歴ビューに表示されます。このプロセスで表示される一般的な画面は図3のようになります。
同期ビューとSVN注釈ビュー
同期ビューは作業用コピー内にあるファイルを最新のステータスに維持するためのビューです。このビューを使用して、リポジトリにコミットされている最新の変更内容が作業用コピーに反映されるようにします。
あるファイルについて別のプログラマの後に作業を行う場合には、変更を加える前にこのプロセスを実行する必要があります。プロセスを開始するには、対象のファイルを右クリックし、Teamメニューで「Synchronize with Repository(リポジトリとの同期)」を選択します。
SVN注釈ビューは、履歴ビューと連動します。履歴ビューと連動してファイル項目が選択され、右クリックメニューで[Show Annotation(注釈の表示)]を選択すると、対象のファイルのすべての改訂版の一覧が表示されます。ファイルのある版から別の版に移動して、古い版ではコードがどのようになっていたかを確認することができます。
次回は、Zend Studio for Eclipseのシナリオ2について紹介します。シナリオ2では、離れた拠点で多数の開発者が同一のWebアプリケーションを開発します。次回をお楽しみに!