チームプロジェクト開発 2

チーム開発でのファイル管理

チーム開発でのSVN環境の管理 前回は、8名のプログラマから構成されるチームがSubversionソース管理ソフトウェアをセットアップした開発用サーバを使って、コーディング作業を行うことを想定して、そのソリューションを考えてみました。今回はその続きです。

Jurgen Langner

2008年5月14日 20:00

チーム開発でのSVN環境の管理

 前回は、8名のプログラマから構成されるチームがSubversionソース管理ソフトウェアをセットアップした開発用サーバを使って、コーディング作業を行うことを想定して、そのソリューションを考えてみました。今回はその続きです。

 リポジトリへの接続を確立したら、SVNプロジェクトを作成し、担当のファイルをリポジトリからチェックアウトして、作業用のコピーを作成することができます。自身の環境で作業を開始して、コードセグメントが完成するたびに、それらをリポジトリにコミットすることができます。

 その方法については後で述べますので、まずは、Zend Studio for Eclipseのプレファレンスを利用してSVN環境全体を管理する方法を説明します。

 メニューシステムで「Window(ウィンドウ)→Preferences(プレファレンス)」を順に選択すると、Zend Studio for Eclipseのすべての設定値を制御することができるインタフェースが表示されます。

 具体的には、この例の場合、「Team」というツリーセグメントと、その下に「SVN」というオプションが表示されます。この画面で、Zend Studio for EclipseとSVN環境とのインタラクションに関するさまざまな側面を制御することができます。図1を参照してください。

コメントテンプレート

 この画面には検討すべき多数のオプションが表示されますが、この記事ではその中の1つだけに絞り込んで説明します。

 ここで注目すべき項目は、コメントテンプレートに関するものです。開発者は、コメントテンプレート機能を使用して、事前定義のテキストブロックを作成し、コードをリポジトリにコミットするたびにそれを利用することができます。そのようにして一定の形式のコメントを利用することで、開発チームのメンバー全員が簡単にコメントを見て理解できるようになります。

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