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| デーモン起動スクリプト | ||||||||||||
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システム起動スクリプトが実行された後は、前述のいずれかのランレベルに移行します。各ランレベルごとに個別のディレクトリが用意され、そのディレクトリ内に配置されたスクリプトが実行されます。これによって、各ランレベルごとのデーモンが起動します。各ランレベルごとの起動スクリプトが配置されているディレクトリも、RHEL4とSLES9では異なります。
表5:デーモン起動スクリプトのあるディレクトリ ただし表5の通り、SLES9においてはシンボリックリンクが指定されており、定義を変更すればRHLE4と同様に"/etc/rc.d/rc[0-6S].d/"を使用することが可能です。ここで、SLES9では"rcS.d"というディレクトリがあることに注目してください。 RHEL4ではランレベル"S"を指定してのシングルユーザ・モードの起動スクリプトを定義できませんが、SLES9ではランレベル"1"とランレベル"S"のそれぞれ別のシングルユーザモード用の起動スクリプトを定義可能です。 デーモン起動スクリプトはシステム起動時のランレベル移行の際に自動実行されるほかに、任意のタイミングで手動で実行することも可能です。例えば、ネットワークの設定を変更した時などにネットワークデーモンの再起動が必要となりますが、システム全体の再起動をしなくても、ネットワークデーモンだけを再起動させることができます。 |
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| 手動で実行されるデーモン起動スクリプト | ||||||||||||
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手動で実行されるデーモン起動スクリプトは、表6のディレクトリーに配置されます。
表6:デーモン起動スクリプトのあるディレクトリ RHEL4とSLES9ではデーモン起動スクリプトが配置されるディレクトリが異なります。しかし、RHEL4では、"/etc/rc.d/init.d/"は"/etc/init.d/"にシンボリックリンクが張られますので、SLES9と同様に"/etc/init.d/"を使用することも可能です。 手動でデーモンを起動/停止するためには、対応するデーモン起動スクリプトを"start/stop"パラメータを付加して実行します。 |
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-SLES
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上記のようにフルパスでスクリプトファイルを指定して実行する他に、他の方法でもデーモン起動スクリプトを実行することができます。RHEL4では、"service"コマンドを使用することができます。 |
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# service <script> [ start | stop ]
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スクリプトの実行例(RHEL4) |
# service cups start
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SLES9では、ほとんどすべてのデーモン起動スクリプトは"/sbin/"や"/usr/sbin/"へのシンボリックリンクを作成します。そのリンクの名前は"rc<スクリプト名>"の構造をとりますので、コマンドラインから"rc<スクリプト名>"を実行することができます。 |
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# rc<script-name> [ start | stop ]
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スクリプトの実行例(SELS9) |
# rccups start
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