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| サービスの管理 | ||||||||||||||||||||||
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Oracle Database 10gから自動ワークロード管理を実現するためにサービスという概念が新しく導入されました。通常、データベースが作成されるとSERVICE_NAMEであらわされる1つのサービスが自動的に構成されます。 Oracle Database 10gのRACではより柔軟なワークロード管理を実現するため、データベースに複数の論理的なサービスを定義することが可能になりました。 ![]() 図1:サービスでの接続イメージ ユーザまたはアプリケーションがデータベースに接続するときは、Oracle Net接続文字列のSERVICE_NAMEに定義したサービスの名称を指定します。サービスによってデータベースは仮想化され、アプリケーションごとに処理能力や障害時の動作を個別に設定することが可能になります。 また、サービスに割り当てるインスタンスを変更した場合でもアプリケーションの設定変更は不要なので、サービスを停止することなく処理能力の拡張やメンテナンスが可能になります。 サービスの管理にはsrvctlコマンド、DBCA、PL/SQLパッケージを使用します。Oracle Database 10g Release 2からはEnterprise Managerでもサービスの作成、削除が行えるようになりました。 Enterprise ManagerではGV$ビューに格納されているサービスの統計情報も視覚的に確認することが可能ですので、Enterprise Managerを使用できる環境であれば活用されることをお勧めします。 このようにOracle RACはEnterprise ManagerをはじめとするGUIでも、srvctlコマンドを中心としたCUIのどちらでも、ほとんどの管理業務をこなすことができます。特に、Oracle Clusterwareでは多くの管理タスクが自動化されているほか、さらにインタフェースの統一化によって、管理者の負荷がより低減されています。 システムの可用性を高めるためには、システムの構成変更や管理が容易に行えることも重要な要素となります。Oracle RACは管理面でも非常に優れていることをご理解いただけましたでしょうか。 |
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