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最大限の可用性とスケーラビリティを実現するOracle RAC
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第5回:Oracleソフトウェアのインストールと設定
著者:日立システムアンドサービス  熊川 哲也   2006/8/29
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Oracleソフトウェアのインストールと設定

   前回までは環境の紹介とOracle Clusterware(以下、OCW)のインストールについて説明をしてきました。今回はOracleソフトウェアのインストールとインストール後の設定について解説します。

Oracleソフトウェアのインストール準備

   Oracle Universal Installer(以下、OUI)を起動するには、X Window Systemが利用できる環境が必要です。そのため、X端末やGUIなどのX Window Systemが利用できる環境を用意してください。

   Oracleソフトウェアのインストール準備を行います。ここからの操作は1台のサーバのみで行います。なお本連載では、srv01サーバ上での操作を前提とします。

   rootユーザでOracle Database 10g Release 2のCD-ROMまたはDVDのマウントを実行します。

CD-ROMまたはDVDのマウントコマンド
# mount /mnt/cdrom

   rootユーザでCD-ROMまたはDVDが正常にマウントされていることを確認します。

CD-ROMまたはDVDのマウント確認コマンド
# df


Oracleソフトウェアのインストール

   インストールの準備ができたら、続いてOracleソフトウェアのインストールを行います。OUI起動コマンドをユーザ「oracle」にて実行します。

OUI起動コマンド
$ /mnt/cdrom/database/runInstaller

   OUIが起動すると、次のような要件チェックが実行されます。

OUI起動時に行われる要件チェック
図1:OUI起動時に行われる要件チェック

   しばらくするとOUI起動画面が表示されます。その後、OUIの最初の画面が表示されますので、「次へ」をクリックして次の画面に進みます。続いてインストール・タイプを選択する画面が表示されますので、今回は「Standard Edtition」を選択して「次へ」をクリックします。

インストール・タイプの選択
図2:インストール・タイプの選択

※注1: 製品の言語選択はこの画面で行います。「製品の言語」をクリックし、言語一覧の中から利用する言語を選択してください。

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日立システムアンドサービス 熊川 哲也氏
著者プロフィール
日立システムアンドサービス  オープンソリューション本部
カスタマサポートセンタ   熊川 哲也

Oracle Ver 6 の頃からOracle製品に携わり、Oracle製品のサポートおよびビジネスパートナーへの技術支援などの業務に従事している。プロフェッショナルとして、お客様やビジネスパートナーの期待に応えるサービスを提供できるよう常日頃から心がけている。


INDEX
第5回:Oracleソフトウェアのインストールと設定
Oracleソフトウェアのインストールと設定
  インストール対象の選択
  root.shの実行