
野村総合研究所、ITIL/ISO20000/COBITに対応したITサービスマネジメント導入支援フレームワーク「SSMF Ver.2.0」を提供開始
ITILISO20000COBIT
2007/3/23 14:00
「HOW」の部分を補完する実践的なガイドライン
野村総合研究所は3月22日、ITIL/ISO20000/COBITに対応したITサービスマネジメント導入支援フレームワーク「SSMF(Senju Service Management Framework) Ver.2.0」を開発し、導入サービスの提供を開始したと発表した。
「SSMF Ver.2.0」は、同社のグループにおける情報システム運用の長年の実績を通じてつちかい、様々な現場の知恵をベースとしたITIL/ISO20000/COBITに対応したフレームワークである。「SSMF Ver.2.0」を活用することにより、短期間かつ効率的にITIL/ISO20000/COBITをベースとしたITサービスマネジメントを実現することが可能になるという。
ITサービスマネジメントの具体的な導入・運営の手引き書としてはITILがある。ITILは、従来のシステム運用業務の領域をビジネスユーザに対するITサービス提供と位置づけ、ITサービスマネジメントの目標を達成するために必要なマネジメント体系やマネジメント手法などを提供している。
同社によれば、ITILではITサービスを適切にマネジメントするために何を行うべきか「WHAT」については明確に定義しているが、それをどう行うかという「HOW」の実践的な手順は明確にしていないため、ITサービスマネジメントをシステム運用業務に適用するには不十分だという。この「HOW」の部分を補完する実践的なガイドラインが「SSMF Ver.2.0」とのこと。
(ThinkIT編集局 曽我 一弘)