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最大限の可用性とスケーラビリティを実現するOracle RAC
最大限の可用性とスケーラビリティを実現するOracle RAC

第2回:押さえておくべき基本設定
著者:日立システムアンドサービス  熊川 哲也   2006/7/4
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リソースの設定について

   本連載で利用するリソースの設定は次の通りです。ここでいうリソースとはプロセスを生成できる数、操作できるファイル総数などです。
/etc/security/limit.conf ファイルの内容
*softnofile1024
*hardnofile65536
*softnproc2047
*hardnproc16384


OSユーザ、グループの追加について

   本連載で利用するOSユーザ、グループの追加は次の通りです。

グループ名 グループID
oinstall 1000
dba 1001

表12:OSグループの設定

ユーザ名 第1グループ 第2グループ ユーザホームディレクトリ シェル
oracle oinstall dba /home/oracle /bin/bash

表13:OSユーザの設定


Oracleインストールのディレクトリの作成について

   OCWおよびOracleソフトウェアのインストールのディレクトリはORACLE_BASE下となりますので基となるORACLE_BASEディレクトリを作成します。本連載では「ORACLE_BASE=/app/oracle」となります。


ユーザ環境変数の設定について

   本連載で利用するoracleユーザの環境変数は次の通りです。なお、コメント(#)はOCWインストール時には不要のためこの時点ではコメントのままにしておきます。

ユーザ環境変数の設定
ORACLE_BASE=/app/oracle
#ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product/10.2.0/db_1
#ORA_CRS_HOME=$ORACLE_BASE/product/10.2.0/crs
#ORA_NLS10=$ORACLE_HOME/nls/data
#ORACLE_SID=serac1
#ORACLE_SID=serac2
NLS_LANG=Japanese_Japan.JA16EUC

LANG   ja_JP.eucJP
PATH   $ORACLE_HOME/bin:$PATH
#LD_LIBRARY_PATH $ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH

ulimit -u 16384 -n 65536

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日立システムアンドサービス 熊川 哲也
著者プロフィール
日立システムアンドサービス  オープンソリューション本部
カスタマサポートセンタ   熊川 哲也

Oracle Ver 6 の頃からOracle製品に携わり、Oracle製品のサポートおよびビジネスパートナーへの技術支援などの業務に従事している。プロフェッショナルとして、お客様やビジネスパートナーの期待に応えるサービスを提供できるよう常日頃から心がけている。


INDEX
第2回:押さえておくべき基本設定
  はじめに
  サーバのソフトウェア設定について
リソースの設定について
  リモートシェルの設定について