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| SuSE Linux LAMP上のDVDショップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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LAMPワークロードのテスト環境を構築するため、VMにSuSE Linux Enterprise Server 9、Apache 2、MySQL 5をインストールしました。また、MySQLバージョンのDell DVDショップをMySQL 5にロードし、PHPバージョンのDVDショップ・アプリケーションをApache上にセットアップしています。この構成では、Web層とデータベース層が同じVM上で稼動するため、完全なLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)スタックが構築されます。 LAMPスタックのドライバ・プログラムは、SQL Serverのテストで使われるものと異なります。LAMPドライバは、HTTPリクエストを出し、Apache/PHPレイヤから応答されたHTMLコードを受け取りますが、SQL Serverドライバは、データベースと直接通信します。 ただし、測定するパラメータは両方とも同じで、アプリケーションが1分あたりに処理する注文数の合計と、顧客(シミュレーションしたユーザ)に表示が返されるまでの平均応答時間を調べます。SuSE LAMPの各VMを実行するのはシングル・スレッドのドライバ・プログラムで、今回のテストでは、シンクタイムを30ミリ秒に設定しています。 LAMPスタックの詳細は、『MySQL Network and the Dell PowerEdge 2800: Capacity Sizing and Performance Tuning Guide for Transactional Applications』をご参照ください。次のPDFから入手できます。 |
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| NetBench 7.03 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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『PC Magazine』誌が提供するNetBenchR 7.03は、ファイルサーバ環境の負荷をシミュレーションするベンチマーク・ツールです。このベンチマークでは、一連のファイルが作成され、その後、事前定義のスクリプトに従ってこれらのファイルにアクセスします。 NetBenchを使った典型的なテスト方法は、1台のサーバ上で実行するクライアント・エンジン数を徐々に増やしていき、一定の接続数でどれくらいのスループット(MB/秒)が達成されるか測定するという方法です。今回のテストでは、ESX ServerがサポートできるVM数を測定するため、ESX ServerのCPU利用率が85%に到達するまで、VM数とクライアント・エンジン数を同じ割合で増やしていきました。 NetBench 7.03と、これに添付されている標準のDiskMixスクリプトを使い、シンクタイムを0.6秒に設定して、各VMに2つのクライアント・エンジンを接続しました。このテストは、ファイルサーバのコンソリデーションを再現しており、1台のESXサーバで何台のファイルサーバがホストできるか測定します。 クライアント・エンジンを実行するドライバ・システムは、テストで使うすべてのVMにドライブを割り当てていきました。NetBenchテストのディレクトリ・パス用ファイルを変更して、後続のクライアント・エンジンが追加されるたびに、次のドライブ文字(すなわち、次のVM)が割り当てられるようにしています。 |
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| テスト結果 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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最初のテストでは、シングルコア・インテルR XeonR プロセッサ3.6GHz搭載のPowerEdge2850上でVMを実行し、同システムのCPU利用率が85%に到達するまでVMを増やしていきました。次に、これらのVMをデュアルコア・インテルXeonプロセッサ2.8GHz搭載のPowerEdge 2850に移動し、同じテスト手順を繰り返しました。 測定が完了したら、シングルコア性能とデュアルコア性能の差を調べるため、サポートできたVM数と、関連するパフォーマンス測定値(SQL ServerとLAMPでは1分あたりの注文数=OPM、NetBenchではMB/s)を比較しました。デュアルコア・プロセッサが達成した性能向上率(%)は、OPMとMB/s測定値を使用して計算しました。 SQL Server、SuSE LAMP、NetBench 7.03のいずれのテストでも、デュアルコアの効果がはっきり現れており、シングルコア・インテルXeonプロセッサの性能を凌いでいます。 特に、SQL ServerのテストではデュアルコアPE 2850上で51%もの性能向上を、また、NetBenchテストでは50%の性能向上を果たしています。LAMPテストでは、28%の向上となりました。この結果から、性能向上の幅は、ワークロードの種類によって変わることがわかります。表4に、シングルコアとデュアルコアのPowerEdge 2850上で実行した、3種類すべてのワークロード・テスト結果を示します。 |
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| まとめ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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デュアルコアのインテルXeonR プロセッサは、シングルコアのインテルXeonR プロセッサに比べ、性能が大きく向上しています。VMware ESXの仮想化環境で実施した今回のテストでは、単にシングルコアからデュアルコア・プロセッサに移行するだけで、最大51%もの性能向上が達成できました。 VMで実行するアプリケーションの種類に応じて伸び率は変わってきますが、一般にパフォーマンス上の効果は大きく、1台のホストでより多くのVM数がサポートできますし、システム全体のスループットも向上させることができます。 |
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