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| 典型的なVMwareのシステム構成例 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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導入事例として最も多く、また最近の検証結果を踏まえた中で、デル推奨のVMwareシステム構成を紹介する(図3)。ESX用サーバとしては、2U2ソケットのラックマウントサーバを選択し、必要に応じてスケールアウト型で台数を拡張していく。物理サーバ1台当たり、大体〜10VM程度の稼働を目安としておけばよいだろう。ESX用サーバにはVMware ESXServerのブートとページファイルのみを置き、仮想マシンのシステム領域や実データはSANストレージに配置することを推奨する。 これはVMotionが可能な構成であるだけでなく、信頼性、メンテナンス性、運用性の面でもメリットのある構成となる。ESXを稼働させる物理サーバ、仮想マシンのシステム環境(C:ドライブ)とアプリケーションデータ(D:ドライブ)を分離して配置しておくことで、それぞれ別々にメンテナンスを行うことが可能となり、システムを拡張するうえでも非常に対応しやすい。 また、仮想マシンの実体を、ESXサーバと切り離しておくことによって、ESXサーバ(物理サーバ)の障害時やメンテナンス時などシステム停止時にも必要最小限の対応で運用を継続することが可能となる。また、可用性の高いSANストレージに配置しておくことによって、データが保護され、ストレージベースのバックアップ機能が使えるというメリットもある。 VMwareのシステム構成については、実はSANストレージ中心の設計となり、ESXを搭載する物理サーバは、仮想マシンを稼働させるための「器にすぎない」というふうに見ることもできる。 仮想化サーバの台数が多く、また200Vの電源環境ならびに大型のUPSを確保できるならば、ブレードサーバもひとつの候補となろう。この場合、ブレードサーバにはメーカー間の互換性がないため、「社内標準」に指定されており使い慣れたメーカーの機種を選択することを強く推奨する。 加えて、ブレードサーバはラックマウントサーバのような冗長化ができないため、信頼性と処理能力を十分に考慮したうえでシステムを構成することがポイントとなる。 また、特にブレードサーバでは、サービスコンソールや仮想マシン、VMotion、バックアップなどを2ポートのNICのみで使い回すことになるため、ネットワークに重い負荷を掛ける仮想マシンを置かない配慮が必要だ。可用性を要求される重要なアプリケーションを運用する場合は、エンクロージャをまたいだクラスタ構成を採用する必要もある。 |
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