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| 個別インストールとXAMPPの比較 | ||||||||||||
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事例からわかるように、多くのユーザはXAMPPを導入する際のメリットとしてインストール/実行管理/アップグレードの容易さをあげています。改めてこのメリットについて紹介します。 実際に、各アプリケーションを個別にインストールした場合とXAMPPを利用した場合では、どの程度の違いがあるのでしょうか。 そこで参考までにFedora CoreにApacheとMySQL、PHPをインストールし、XAMPPを使った場合と比較してみましょう。 |
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| Linuxへの個別インストール | ||||||||||||
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まず以下のコマンドを実行して、MySQLのインストールを行います。
./configure --with-charset=ujis -with-extra-charsets=all --with-mysqld-user=mysql
インストール自体はこれで終了しますが、インストールされたファイルは以下のように別々のディレクトリに保存されます。
表1:MySQLの標準的なファイル保存先 Red Hat系のLinuxでは、より簡単にインストールできますが、./configureの引数はあらかじめ決定されたものしか入らず、設定作業が必要となります。また、アンインストールは非常に困難だといえるでしょう。 続いてApacheのインストールについて見てみましょう。
./configure --enable-module=all --enable-mods-shared=all
さらにPHPは以下のようにインストールを行います。
./configure --disable-debug --with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs --enable-trans-sid --with-iconv --enable-mbstring --enable-zend-multibyte --with-mysqli
インストール後には以下のコマンドでそれぞれのサーバを起動します。
MySQL ./safe_mysqld &
これはあくまでインストールの手順です。アンインストールする場合には、さらに複雑な手順が必要になります。 |
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| XAMPPのインストールは | ||||||||||||
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「第2回:5分でXAMPPをLinuxにインストール」で詳しく解説していますが、XAMPPのインストールだけなら以下のコマンドを実行するだけで完了します。
tar xvfz xampp-linux-1.5.5a.tar.gz -C /opt
アンインストールについても同様に1行のコマンド実行できます。
rm -rf /opt/lamp
これだけの作業で、すべてのファイルの完全な消去が可能です。サーバの起動もアプリケーションごとに作業する必要はありません。
./lampp start
このコマンドを実行するだけで、ApacheやMySQLなど、必要なものがすべて動作します。 さらに管理者の負担を軽減できるのが、最新版へのアップグレード作業です。XAMPPがすでにインストールされた環境であれば、以下のコマンドを実行するだけでセキュリティホールのないバージョンへとアップグレード可能です。
xampp-upgrade/start
このような作業の手軽さこそが、企業のIT担当者がXAMPPに注目するポイントなのです。 |
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| 次回は | ||||||||||||
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次回は、CMSをはじめとして様々なソリューションとXAMPPの連携について解説します。 |
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