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Borland StarTeamによる構成管理

第5回:StarTeamのカスタマイズ
著者:ボーランド  富山 義明   2006/6/27
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既存プロパティの修正

   上で紹介した「カスタマイズ」のダイアログの中で、「タイプ」属性を選択して、画面右側の「編集」ボタンをクリックすると、下記の「フィールドの変更」ダイアログが開きます。
「フィールドの変更」画面
図4:「フィールドの変更」画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   この列挙型のプロパティに関して、表4のような変更を施すための手順を説明します。

Defect 既定の列挙値で、日本語では「障害」と表示されている。変更しない
Suggestion 既定の列挙値で、日本語では「提案」と表示されている。表示しないようにする
Risk 新規の列挙値で、日本語では「リスク」と表示することにする

表4:アイコンと属性の性質

   まず2列目に表示されている「Suggestion」を選択して、画面右側の「無効」ボタンをクリックすると図5のようになります。

「Suggestion」の選択
図5:「Suggestion」の選択
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   今度は画面右側の「追加」ボタンをクリックすると、下記の「値の追加」画面が開きます。

「値の追加」画面
図6:「値の追加」画面

   コードはデフォルトで表示されている「101」のままで、「名前」には英文字で「Risk」と入力して、「OK」ボタンをクリックします。すると図7のように新しい列挙値が追加されます。

新しい列挙値の追加
図7:新しい列挙値の追加
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   このままでは新しく追加した列挙値に対して、日本語表示名が設定されていません。そこで画面下部の「翻訳」ボタンをクリックして、「翻訳フィールド」画面を開きます。

「翻訳フィールド」画面
図8:「翻訳フィールド」画面

   画面上部の「言語」プルダウンから「日本語[ja]」を選択してください。次に「Risk」を選択している状態で、画面下部の「編集」ボタンをクリックすると「列挙値の翻訳」画面が表示されます。

「列挙値の翻訳」画面
図9:「列挙値の翻訳」画面

   図9の「翻訳テキスト」欄に「リスク」と入力して「OK」ボタンをクリックすると、図10のように日本語表示名が設定されます。

日本語の表示名の確認
図10:日本語の表示名の確認

   これで「OK」ボタンを押して表示を進めていくと、プロパティの変更ができます。

   確認のために、「変更要求の新規作成」フォームの中で「タイプ」のプルダウンを開いてみると、図11のように日本語で表示されています。

「タイプ」に「リスク」が追加
図11:「タイプ」に「リスク」が追加
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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ボーランド株式会社 富山 義明
著者プロフィール
ボーランド株式会社  富山 義明
プロダクトビジネス本部 プロダクト・マネージャ
東京大学大学院理学系専攻科博士課程中退、理学修士。1992年日立CE(現日立IT)入社後、セキュリティビジネスセンタ長等を経て、2000年外資系企業へ。2003年、ボーランドに入社し、その後、アプリケーション開発の管理系製品の説明で国内を飛び回っている。


INDEX
第5回:StarTeamのカスタマイズ
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