改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - インストール編 2

RHEL Update番号とサポートされるサーバの確認、リリースノート

RHEL Update番号とサポートされるサーバの確認、リリースノート

一般的に、インストールしたいサーバがUpdate番号のどの値でサポートされているのかを見るにはハードウェアベンダーのLinux動作確認の ページとレッドハット社の「Red Hat Hardware Catalog」の両方を参照し、認定されたサーバとUpdate番号を確認します。以下がそれらのページになります。


レッドハット社が提供する「Red Hat Hardware Catalog」のページ
https://bugzilla.redhat.com/hwcert/
HPが提供する「Linux certification and support matrix - HP ProLiant servers」のページ
http://h18004.www1.hp.com/products/servers/linux/hpLinuxcert.html
HPが提供する「Linux certification and support matrix - HP Integrity servers」のページ
http://h10018.www1.hp.com/wwsolutions/linux/products/servers/itanium-cert-
matrix.html

さらにRHEL4のリリースノートを参照します。リリースノートはRHEL4のUpdateごとに用意されており、そのUpdateにおける新機能 や概要、注意点などが記述されていますので必ず確認しておきます。RHEL4のリリースノートのURLを以下に示します。

RHEL4のリリースノートがある「Red Hat Enterprise Linux Documentation」のページ
http://www.redhat.com/docs/manuals/enterprise/

レッドハット社提供のハードウェアカタログにより、RHELのどのUpdate番号でどのようなサーバがサポートされているかがわかります。さらに ハードウェアベンダーが提供しているサポートマトリックスを確認し、レッドハット社およびベンダーがサポートするハードウェアとOSの組み合わせを確認し ます。

しかしこの時点では、サポートされるハードウェアとOSのバージョンの組み合わせが判明したに過ぎません。実際には、そのOSの上にミドルウェアや アプリケーションが動作しますので、これら上位層のソフトウェア群がサポートするバージョンなのかも確認する必要があります。

例えば、ハードウェアやOSの監視をSystems Insight Managerによって監視対象にできるのかどうかも、SIMのリリースノートなどで確認しておく必要があります。

次項からは、「デュアルコアのCPUを搭載したブレードサーバBL25pを監視対象のサーバとし、Rapid Deployment Pack Linux EditionでOSを自動インストールし、Systems Insight Managerサーバで監視する」とい顧客の要件に対して、サポート状況と制限事項を確認する手順を例にとって、確認方法を説明します。

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