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| rsyncによるデータレプリケーション | ||||||||||||
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今回はRHEL4でrsyncコマンドを使ったデータレプリケーションによるバックアップ環境の構築方法について解説します。 rsyncコマンドを使ったデータレプリケーションは、LAN経由によるDisk To Diskバックアップとも呼ばれています。これはバックアップ対象のサーバとバックアップサーバがLANで接続されており、バックアップサーバ側はテープ装置ではなくハードディスクにバックアップデータを保管するからです。 この接続しているLANは、通常だと業務用のLANとは別にバックアップ専用のLANを敷設し、その専用のLAN経由でrsyncコマンドを実行します。 rsyncコマンドの利点は、なんといっても差分バックアップが可能という点です。 はじめにフルバックアップを取っておけば、次回以降では差分バックアップを行うためバックアップ時間は初回時に比べて非常に短くなります。そのためデータ容量が大きくても比較的更新の少ない部門サーバでは、rsyncコマンドによる差分バックアップが威力を発揮します。 rsyncコマンドの他にもLAN経由のDisk To Diskバックアップを行うコマンドとしてrcpコマンドやscpコマンドがあげられますが、これらは差分バックアップの機能を持っていません。そのため常にフルバックアップを取るので、バックアップ時間が膨大にかかってしまいます。 rsyncコマンドによる差分バックアップは、バックアップ時間を大幅に短縮できることからデータをレプリケーションするという環境において非常に有用なツールといえるでしょう。 rsyncコマンドによるバックアップはOSがインストールされているシステムディスクにも適用できますが、一般的にはWebサーバのコンテンツやファイルサーバのユーザデータなどに適用します。 |
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| rsyncコマンドによってバックアップを行う環境の構築 | ||||||||||||
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それではWebサーバに保存されているWebコンテンツを、rsyncコマンドによってバックアップを行う環境構築の例を示します。このWebサーバには/workにWebコンテンツが保存されており、このディレクトリ配下をバックアップ対象とします。 今回はWebサーバに対して、LAN接続によるDisk to Diskバックアップを行うとします。Webサーバのホスト名は「BL20pG3Svr」です。バックアップ対象とバックアップ計画を立てた後、バックアップサーバの設定を行います。
表1:バックアップ対象/バックアップサーバ/バックアップ計画 |
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