Celtixの生まれ
Celtixのインストール
早速ですが、CeltixをインストールしてESBに触れてみます。
Celtixはアノテーションを利用しているため、JDK 5.0が必要です。Java SE JDK 5.0を下記サイトよりダウンロードします。
ダウンロードしたJDKをインストールして、JDKのインストール先のフォルダを環境変数「JAVA_HOME」に設定し、環境変数「PATH」に「JDKのインストール先\bin」を追加するコマンドを用意します。例えば、次のようになります。
set JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_07
set PATH=%PATH%;%JAVA_HOME%\bin
Celtixでは、Apache Antを利用してサンプルを作ったりするので、Ant 1.6のバイナリ・ディストリビューションを下記サイトからダウンロードして、ZIPファイルの内容のフォルダを「C:\」にコピーします。
そして、環境変数「ANT_HOME」を設定し、環境変数「PATH」に「antのインストール先\bin」を加えます。例えば、次のようなコマンドを用意します。
set ANT_HOME=C:\apache-ant-1.6.5
set PATH=%PATH%;%ANT_HOME%\bin
CeltixのWebサイトからCeltixのキットをダウンロードします。ここでは、Windows用のバイナリ・ディストリビューションを使い ます。EPL用のバイナリ・ディストリビューションのダウンロード・サイトからあらかじめ作成してあった「C:\Celtix-install」フォルダ へJarファイルをダウンロードします。
http://celtix.objectweb.org/
EPL用のバイナリ・ディストリブーションのダウンロード・サイト
http://forge.objectweb.org/project/download.php?group_id=192&file_id=6038
Celtix用の環境変数も同じように設定します。環境変数「CELTIX_HOME」は「Celtixのインストール先\celtix」に割り当てます。同じく環境変数「PATH」に「Celtixのインストール先\celtix\bin」をに追加します。例えば、次のようなコマンドを用意します。
set CELTIX_HOME=C:\Celtix-install\celtix
set PATH=%PATH%;%CELTIX_HOME%\bin
いままでの環境変数の設定コマンドをceltix_env.batの中に書き込み、コマンドプロンプトで環境変数を設定します。
このとき、サンプルプログラムを起動する際に必要な環境変数「CLASSPATH」も次のように設定してしまいましょう。
set CLASSPATH=%CLASSPATH%;.;%CELTIX_HOME%\lib\celtix.jar;.\build\classes
「C:\Celtix-install」フォルダ上でダウンロードしたJarファイルからCeltixをインストールします。このとき、インストール前に作った環境変数設定用のコマンドの「celtix_env.bat」を起動して環境変数を設定します。
C:\Celtix-install>celtix_env
C:\Celtix-install>java -jar celtix-1.0-bin-epl.jar
Unpacking celtix to C:\Celtix-install
これでインストールは完了です。次回はインストールの確認のついでにHelloWorldのサンプルを作ってみます。