SQLServerノウハウ

2007年8月17日(金)
斉藤 英紀

SQL Server 2005 Performance Dashboard Reportsをインストールしよう


   それでは、Performance Dashboard Reportsのインストール方法、使用方法について見ていきましょう。


インストール時の留意点


   Performance Dashboard Reportsのインストールはさして難しくはありませんが、以下の点に留意する必要があります。

   インストールに必要なシステム要件は表1のとおりです。

OS Windows Server 2003、Windows Vista、Windows XP
データベース SQL Server 2005 SP2 以降

表2:システム要件

   また、インストールは管理者権限のあるアカウントで行う必要があります。


Performance Dashboard Reportsのインストール


   それでは、Performance Dashboard Reportsをインストールしていきます。

   マイクロソフトの以下のサイトからセットアッププログラム「SQLServer2005_PerformanceDashboard.msi(英語版)」をダウンロードしてください。


   ダウンロードが終了したら「SQLServer2005_PerformanceDashboard.msi」を実行します。セットアップウィザードが起動するので「Next」ボタンをクリックしてください。「License Agreement」ダイアログが表示されたら「I accept the terms in the license agreement(同意する)」を選択して「Next」ボタンをクリックします。

   さらに「Registration Information」ダイアログではユーザ名、会社名を入力し「Next」ボタンをクリックします。「Feature Selection」ダイアログでインストールするプログラムとインストール先フォルダを指定して「Next」ボタンをクリックします。

   最後に「Ready to Install the Program」ダイアログで「Install」ボタンをクリックして開始します。インストール完了後に「Finish」ボタンをクリックすれば、作業は終了です。


「ストアドプロシージャ」「関数」「ビュー」の作成


   次にレポートの表示に必要となる「ストアドプロシージャ」「関数」「ビュー」といったオブジェクトを、SQLスクリプトにより作成します。この作業は、モニタリングの対象となるすべてのデータベースインスタンスに対して行う必要があります。

   まず「Management Studio」を起動し、モニタリングの対象となるデータベースエンジンへ接続します。「ファイル → 開く」を選び、SQL Server 2005 Performance Dashboard Reportのインストールフォルダ内にある「setup.sql」を開きます(図2)。

setup.sqlの実行
図2:setup.sqlの実行
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   なお規定では、setup.sqlは「C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Tools\PerformanceDashboard\setup.sql」に存在します。

   最後に「実行」をクリックしてスクリプトを実行します。

   以上でSQL Server 2005 Performance Dashboard Reports、およびレポートに必要なオブジェクトの作成が完了しました。

イー・キャッシュ株式会社
前職ではフリーランスとして中小企業、外資系企業を中心にマイクロソフト製品を使用した業務システムを開発・提供してきた。現在はシステムマネージメント業務に携わるも本当は技術が大好き。週末はサーフィンを楽しむ。

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