日本ヒューレット・パッカード、高信頼性を実現するHP Integrity BL860cサーバブレードを新たに追加

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日本ヒューレット・パッカード、高信頼性を実現するHP Integrity BL860cサーバブレードを新たに追加

ブレードサーバ高信頼性Itanium2

2007/3/13 13:10

第3世代ブレード「HP BladeSystem」に対応した高信頼性を実現するサーバブレード

日本ヒューレット・パッカード（以下、HP）は3月13日、UNIXに対応したサーバブレードの販売を開始することを発表した。

今回発表された「HP Integrity BL860cサーバブレード」は同社の「第3世代」ブレードで、デュアルコアのインテルItanium2プロセッサを最大2個搭載可能、HP-UXやLinux、Windowsをサポートする。

「第3世代」ブレードとは、HPが戦略プラットフォームとして業界で初めて製品化したもので、サーバのみならず、ストレージやネットワークまでをブレード化したことが大きな特徴。I/Oの仮想化を実現した「HPバーチャルコネクト」、直感的な操作が可能なグラフィカルな管理画面「HP インサイトコントロール」、抑止・冷却・監視によって発熱問題を電力問題とともに解決する「HPサーマルロジック」などの最新技術が投入されている。

HP Integrity BL860cサーバブレード

同製品は同社のHP BladeSystem c-Classの筐体に最大8枚搭載することができ、x86プロセッサ搭載のProLiant ブレードと同一筐体内に混在できるほか、異なるシステム環境のブレードサーバを統合することが可能。またサーバを集約することのみならず、ストレージやネットワークも含めたシステム全体の集約もできるという。

またHP Integrity SuperdomeをはじめとしたHP Integrityサーバのラインナップに搭載されている高信頼性機能や仮想化機能、それらの管理機能などを搭載している。HPが特許を取得しているDRAMチップが2個故障しても運用を継続可能にするダブルチップスペアリングメモリやハードディスクのデータセキュリティをより強固にするセキュリティチップモジュールなどもサポートし、高可用性を求められるデータベースなどにも耐えうる高信頼性を実現している。

BL860cサーバブレード製品概要は以下の通り（別途メモリやディスクの購入が必要）。

仕様	概要
プロセッサ	インテル Itanium 2プロセッサー最大2個搭載
	デュアルコア：インテル Itanium 2プロセッサ 1.60GHz/18MB
	デュアルコア：インテル Itanium 2プロセッサ 1.40GHz/12MB
	シングルコア：インテル Itanium 2プロセッサ 1.60GHz/6MB
メモリ	最小1GB/最大48GB（DDR2DIMMs）
内蔵HDD	2.5インチ SAS ドライブを最大2基内蔵可能
I/O拡張	3スロット（メザニンカード）
OS	HP-UX、Linux、Windows（＊）＊：Windowsは2007年第二四半期サポート予定