calibre projectは8月28日(現地時間)、「calibre 9.14.0」をリリースした。
「calibre」は、電子書籍の管理、閲覧、形式変換、メタデータ編集、電子書籍リーダーへの転送などに対応するオープンソースソフトウェア。新聞や雑誌などのWebコンテンツを取得して電子書籍へ変換する機能や、Webブラウザから電子書籍ライブラリへアクセスできるコンテンツサーバの機能などを備えている。Windows、macOS、Linuxに対応している。
「calibre 9.14.0」では、生成AIを使用して電子書籍の表紙を作成する機能が追加された。また、コンテンツサーバにおける認証済みユーザーからのリモートコード実行と任意ファイル書き込み、従来の書籍詳細ページにおけるクロスサイトスクリプティングなど、複数のセキュリティに関係する問題が修正されている。
「calibre 9.14.0」のハイライトは次の通り。
〇生成AIを使用した電子書籍の表紙作成に対応
〇ロマンス、SF、パルプフィクションなど、複数の表紙スタイルを選択可能に
〇AnthropicおよびGrokのAIバックエンドを追加
〇サービス終了に伴いGitHubのAIバックエンドを削除
〇書籍編集画面のファイルブラウザで画像のプレビューを表示
〇タグ編集画面の検索でアクセント記号を無視
〇メタデータ編集画面の表紙プレビューを表示領域に合わせて拡大
〇コンテンツサーバで認証済みユーザーがリモートコードを実行できる問題を修正
〇コンテンツサーバで認証済みユーザーが任意のファイルを書き込める複数の問題を修正
〇コンテンツサーバの従来型書籍詳細ページにおけるXSSを修正
〇FB2ファイルの処理で任意のファイルが書き込まれる問題を防止
〇細工された入力を処理できるようPalmDOC圧縮を強化
〇OPDSでコメントの最初の行が欠落するリグレッションを修正
〇削除した書籍を6冊以上復元する場合に進行状況を表示
〇一部のLinux環境でラベル内のハイパーリンクが機能しない問題を修正
〇「書籍を取得」のストア表示機能が動作しないリグレッションを修正
〇空のEXIFレコードを持つ表紙がKindleのロック画面へ表示されない問題を修正
〇calibre 9.11で発生したフォルダーデバイスドライバ設定のリグレッションを修正
〇Google AIの検索グラウンディング設定が表示されない問題を修正
〇HTMLファイルからメタデータを読み込めない場合がある問題を修正
など。
「calibre 9.14.0」は、Webサイトから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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