「GitHub Copilot」、法人向け課金とポリシーを変更 ─ チャット保持期間も延長
座席料金を前払いへ、コードレビューの既定値は「Balanced」に変更
9月1日 23:49
GitHubは8月28日(現地時間)、AIコーディング支援サービス「GitHub Copilot」のポリシーおよび課金方法を変更すると発表した。
今回発表されたのは、Copilot BusinessおよびCopilot Enterpriseの課金、GitHub.comとGitHub MobileにおけるCopilotのポリシー、Copilotコードレビューの既定設定に関する変更。9月1日から段階的に適用される。
「GitHub Copilot」は、ソースコードの補完や生成、技術的な質問への回答、コードレビューなどを支援するAIサービス。個人向けのほか、組織向けのCopilot BusinessおよびCopilot Enterpriseが提供されている。GitHubは4月22日から、Copilot BusinessおよびCopilot Enterpriseの新規セルフサービス購入を一時的に停止していた。9月1日から、クレジットカードまたはPayPalで支払う新規顧客を対象に申し込みを再開する。新しいシートを割り当てる場合は、利用者がCopilotへアクセスする前に支払いが必要となる。既存顧客についても、クレジットカードまたはPayPalで支払っている場合、10月1日から請求サイクル開始時に割り当て済みシートの料金が請求される。月の途中で追加したシートは、従来通り割り当て日から請求期間末までの日割り計算となる。
9月28日以降には、GitHub.comのCopilot Chat、GitHub MobileのCopilot Chat、GitHub Copilotクラウドエージェントが単一のCopilot体験へ統合され、個別に設けられていたポリシーも一本化される。統合されたCopilot体験は既定で有効となる。ポリシーを無効にした場合、GitHub.comおよびGitHub MobileでCopilotを利用できなくなるため、管理者は事前に設定を確認する必要がある。
GitHub.comのCopilotは、クラウドエージェントで使用されているエージェントセッション方式へ移行する。これに伴い、チャットデータの保持期間は従来の28日間から、アカウントが存続している期間へ変更される。Copilotコードレビューでは、9月28日から既定の処理レベルが「Lite」から「Balanced」へ変更される。設定が「Default」となっている既存および新規の組織とリポジトリが対象となる。
Balancedは、Liteより高度な推論モデルを使用して複雑なロジックやセキュリティに関係するコードを詳しく解析する一方、より多くのAIクレジットを消費する。GitHubによると、1回のレビューで消費するAIクレジットの目安は、Liteが0.05~1米ドル相当、Balancedが0.25~5米ドル相当となる。
従来と同じLiteを使用する場合は、9月28日までに組織またはリポジトリの設定でLiteを明示的に選択する必要がある。GitHub Copilotを組織で利用している管理者は、統合ポリシー、チャットデータの保持、コードレビューの既定値を確認することが推奨される。
(川原 龍人/びぎねっと)
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