アライドテレシス、同社ルーター製品のファームウェアバージョンアップによりVPN接続機能を強化
アライドテレシスは2月25日、同社スイッチ・ルーター製品のファームウェア「AlliedWare Plus(AW+)」をバージョンアップし、新ファームウェア「AW+ Ver. 5.5.0-2.4」のダウンロードサービスを開始した。
今回のバージョンアップでは、同社ルーター製品がOpenVPNに加え、iOS標準搭載VPNクライアントソフト「IKE V2」からのVPN接続に対応した(Windows10に標準搭載されているリモート接続用VPNクライアントソフトには対応済)。これにより、社外から社内への接続において安全な通信が可能となるほか、iOS端末に標準搭載されているVPNクライアントソフトを利用するため端末利用者やネットワーク管理者が事前インストール作業などを実施する必要がなく、コストおよびリソース面でも効果が期待できる。また、Android端末に関しても、本バージョンよりオープンソースVPNクライアントソフト「strongSwan」をインストールすることでOpen VPNに加え「IPsec IKEv2」での接続が可能となった。
また、同社ルーター製品であるARシリーズの5製品において、アルテリア・ネットワークスが提供するインターネット接続サービス「クロスパス(Xpass)動的IP ひかり電話契約無し」との接続検証を実施し、光ネクスト回線において新たな機器を導入せずにIPv6インターネット接続を実現するこのサービスとの接続が可能となった。これにより、IPv6 IPoE接続が可能なインターネットサービスの対応ラインアップが増えたことになる。
今回のアップデートの対応ルーターは、「ベーシックVPNアクセス・ルーター AT-AR1050V」「スタンダードVPNアクセス・ルーター AT-AR2010V/AT-AR2050V」「セキュアVPNアクセス・ルーター AT-AR3050S/AT-AR4050S」となっている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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