コンパイラ基盤「LLVM 12.0.0」リリース
2021年4月18日(日)
LLVM Developer Groupは4月15日(現地時間)、「LLVM Compiler Infrastructure(LLVM)12.0.0」をリリースした。
「LLVM(Low Level Virtual Machine)」は、コンパイル時、リンク時、実行時など、さまざまな時点でプログラムを最適化するよう設計された、さまざまなプログラミング言語を網羅しているコンパイラ基盤。仮想マシンをターゲットとした中間言語を生成し、その仮想マシンに向けたコードを特定のコンピュータに最適なコードに変換する。この作業は言語・アーキテクチャの双方から独立しているため、様々な言語およびアーキテクチャに対応できる。
「LLVM 12.0.0」では、LLVMBuild.txtが削除された代わりにCMakeアプローチを利用するようになったほか、llvm-readobj、llvm-readelf、llvm-mcaなどのツールに改良が加わるなど、複数の変更が加わっている。
「LLVM 12.0.0」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
リリースノート
その他のニュース
- 2024/10/31 ブラウザAIを搭載した「Opera One R2」リリース
- 2024/10/30 Wasmer.io、WebAssemblyランタイム「Wasmer 5.0」をリリース
- 2024/10/29 「Fedora Linux 41」リリース
- 2024/10/28 Rustで実装されたオープンソースのハイパーバイザー「Cloud-Hypervisor 42」リリース
- 2024/10/28 ネットワールド、新たなOSSベースのサーバ仮想化ソリューション「Proxmox VE」をMSP向けに提供開始
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。