富士通、アプリケーションサーバーソフトウェア「Interstage Application Server V11」を販売開始

2012年8月21日(火)

富士通は8月20日、最新のスマートデバイス用開発フレームワークに対応したアプリケーションサーバー「Interstage Application Server V11」を販売開始した。グローバルクラウドプラットフォームの「FGCP/S5」「FGCP/A5 Powered by Windows Azure」でも順次提供する。

Interstage Application Server V11は、スマートデバイス用開発フレームワークの最新版「jQuery Mobile 1.1.1」を組み込んだアプリケーションサーバーソフトウェア。スマートフォン、タブレット向けのアプリケーションを容易に開発できる。最新版となるInterstage Application Server V11では、Javaの最新規約Java SE 7にも対応し、Javaアプリケーションの開発生産性が従来比30%向上しているという。

最新規約のJava SE 7に対応するとともに、Java SE 6などの旧仕様による既存アプリケーションの動作を保証し、既存業務とJava SE 7による新規業務とが同一のアプリケーションサーバー上で共存、相互に連携できる。これにより、既存業務に手を加えることなく、さらにこれらと連携する新規業務を容易に追加することができ、柔軟かつ段階的な業務集約が可能となる。

競争力向上のための業務サービス短期構築に向けて「スマートセットアップ」を強化し、実行環境作成から業務アプリケーション配備、データベース接続、業務の起動まで、19手番必要だった業務構築の一連の作業を、1コマンドで行うことができる。作業の手順や設定が必要な項目は、適切にナビゲートされる。一般的なアプリケーションサーバーは、マニュアルの確認などを含めて数時間程度が必要となるが、Interstage Application Server V11では、マニュアルレスで最短15分で業務を構築でき、業務変更時のアプリケーションの追加、削除も容易に行うことができる。

標準価格は、Interstage Application Server Standard-J Edition V11(プロセッサライセンス)が55万円から(税別)。Interstage Application Server Enterprise Edition V11(プロセッサライセンス)は280万円から(税別)。クラウドサービスのFGCP/S5のオプションサービスとしても提供されるInterstage Application Server Standard-J Editionは月額2万7,500円から(税別)となっている。8月31日から順次出荷となる。

Interstage Application Server
http://interstage.fujitsu.com/jp/apserver/

ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2012/08/20-1.html

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