米バショー・テクノロジーズ、高度なNoSQLのユーザビリティを実現する「Riak Enterprise 2.0」を公開

2014年9月26日 2:00

米バショー・テクノロジーズは、分散型NoSQLデータベース「Riak Enterprise 2.0」を公開したことを発表した。この新しいバージョンは、 Apache Solrを統合するためにRiak Searchの完全な再設計を行い、大幅な性能改善を実現した。

また、 新しい分散型データ型のサポート、設定管理およびユーザセキュリティの強化により、迅速な開発およびシンプルな構成を可能にする。この新しいNoSQLデータベースの機能は、高可用性およびグローバルにスケーラブルなアプリケーションの迅速な開発のための使い易さと拡張性を、エンタープライズアプリケーションの開発者に提供する。

Riak Enterprise 2.0の新機能は以下の通り。

・データ型の追加:
高可用性および分断耐性の特徴を提供すると同時に、アプリケーション開発をシンプルにする新たな分散型データとしてセット、レジスタ、フラグそしてマップを追加した。

・全文検索の再設計:
Riak SearchをApache Solrエンジンに合わせて完全に再設計した。SolrクライアントクエリAPIをサポートし、既存の幅広いソフトウェアや商用製品との統合が可能。

・セキュリティ:
ユーザとグループを管理する認証および認可を追加した。データアクセスおよび機能の権限を含むセキュリティ対策を、Riak内で行うことができる。

・簡単な設定管理:
設定情報をどこでどのように保存するのか、わかりやすく透明性の高い形式にすることで、Riakの運用の容易性を改善し続けている。

・効率的なバケット管理:
バケットプロパティを作成・管理し、バケットのグループに適用することで、バケット全体を効率的に管理できる。

・階層型ストレージ:
頻繁にアクセスされるデータを低遅延に最適化するために、LevelDBユーザはデータファイルを二つのマウントポイントをまたがって分割することができる。


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