KDDI、Firefox OSベースの開発者向けクリエイティブプラットフォームを開発

2014年10月7日(火)

KDDIは10月3日、組み込み開発者およびWeb開発者向けのクリエイティブプラットフォームとして、近距離無線通信機能を備えた様々な電子機器との連携が可能なFirefox OSをベースとした開発ボード「Open Web Board」と、PCブラウザ上の操作だけで容易に電子機器同士の連携プログラミングが可能なアプリケーション開発ツール「Gluin」を開発したと発表した。

「Open Web Board」は、Bluetooth Low Energy (以下 BLE) をサポートしたことにより、市販される様々なBLE対応センサー機器との接続も可能としたスティック型の開発ボード。さらに市販のZigbee通信モジュールを接続することで、幅広い組み込み電子機器との連携が可能。

「Gluin」は、「Open Web Board」やmbed機器に代表される様々な組み込み型機器をWeb上で一元的に管理し、これらの機器間が連携するプログラミングをグラフィックベースで行うことができるアプリケーション開発ツール。これにより、普段Webプログラミングなどに携わっていなくても、容易に機器間連携のプログラミングを楽しむことができ、より自由なアイデアの具現化をサポートする。

「Open Web Board」は、KDDIが2014年10月下旬以降順次開催する開発者向けイベントにて無償提供(※提供数には限りがある) し、「Gluin」と併せて利用できる予定。

KDDIは今後も、Firefox OSをベースとして、Web技術による機器間連携のプログラミングおよび新しいWebデザインの考え方をテーマにしたハッカソンやアイデアソンイベントを順次開催する予定だ。


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