WSBPELの記述
WSBPELの記述
ビジネスプロセスフローの設計では、これらのアクティビティを組み合わせて対象となるビジネスプロセスをWSBPELとしてどのように記述していくかを決めていく。
O社のネット注文システムを第1回で説明したビジネスプロセスの処理の流れに基づいて設計すると図1のようになる。

図1:ビジネスプロセスフローの仕様
注文データの受信を行うプロセスの開始点には"Receive"を配置し、外部のサービスを呼び出す箇所には"Invoke"を配置している。また、カードの決済が成功したかどうかで処理が分かれる点では"Switch"による処理の分岐を行なうこととした。
成果物の作成ではこの仕様に基づいてWSBPELを記述していく。
この仕様をWebSphere Integration Developer version 6.0(以下WID)を使用して実装した場合に生成されるWSBPELは図2のようになる。
ただし、ここでは簡単のため一部の記述を省略している。また一部にWID固有のタグが含まれており一般的なWSBPELとは異なる点があるので注意してほしい(名前空間wpcが使用されている箇所)。
図2の青字箇所に仕様として定めたアクティビティに対応するタグが記述される。また、"Receive"アクティビティや"Invoke"アクティビティなど、外部との連携を行う箇所では前のステップで定義したインターフェースの情報を記述していくことになる。記述の詳細についてはここでは触れないが、このようなWSBPELの仕様に準拠したXMLファイルを作成することがビジネスプロセスフローの成果物作成の作業となる。
成果物の開発ではWSBPELのXMLを直接記述して成果物を作成することは少なく、WSBPELの作成を行うためのツールを利用するのが一般的である。
WIDを使用してWSBPELを作成する場合、ビジネスプロセスエディタと呼ばれるGUIのエディタを利用することができる。その場合、 WSBPELの作成作業は図1に示した処理の流れをGUIのエディタ上で記述していくことになる。図3はビジネスプロセスエディタでの開発画面の例である。画面を見て、直感的にビジネスプロセスフローを記述できることがわかるだろう。
以降、このビジネスプロセスフローの各構成要素についてより詳細に説明していく。


