実践!Samba移行術 5

Sambaドメインに参加

Windows マシンのドメインへの参加WindowsNT/2000/XP/2003の設定   Windows95/98/Meはドメイン・ログオンするのにSamba PDC上で何も設定が必要ないが、SambaとWindowsNT/2000/XP/2003をドメイン・メンバに加える場合は、PDCマシ

小田切 耕司

2005年2月10日 20:00

Windows マシンのドメインへの参加

WindowsNT/2000/XP/2003の設定

   Windows95/98/Meはドメイン・ログオンするのにSamba PDC上で何も設定が必要ないが、SambaとWindowsNT/2000/XP/2003をドメイン・メンバに加える場合は、PDCマシンの上でドメ イン・メンバ・マシンのマシンアカウントを作成する必要がある。

以下をドメイン・メンバのマシン分実行する。


 

# smbldap-useradd.pl -w Windowsマシン名

   WindowsNT/2000/XP/2003上では以下の作業を行う。

 

  1. Administratorとしてログオンする
  2. コントロールパネルの「システム」のプロパティを起動し、「ネットワークID」タブの「ネットワークID」のボタンを押す(図1)
  3. 「ユーザアカウントとドメイン情報」の入力で、Samba PDCで設定したAdministratorユーザとパスワード、ドメイン名を入力する
  4. 「ドメインへようこそ」というダイアログが表示されることを確認する
ドメインへの参加
図1:ドメインへの参加

Windowsクライアントからのドメイン・ログオン

   設定を行なったら、Windows クライアントをリブートし、設定したWindowsドメインにログオンする。

   ログオンスクリプトや移動プロファイルが動作すれば、設定は正しく動いている。

   ログオンスクリプトは、smb.confの[NETLOGON]中に配置する。実行されるコマンドはsmbldap-toolsで設定したものだ。移動プロファイルもsmbldap-toolsで設定した場所に格納される。

   以上でSambaによるドメインコントローラの構築は完了だ。

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