hello_world_httpsサンプルを試す
はじめに
本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。
今回はサンプル7「hello_world_https」デモについて解説します。
連載ではWindowsについてのみ確認を行い、足りない手順についての内容を追加しています。UNIXを利用する場合には、Windowsの手順を参照してください。
サンプル7 hello_world_httpsのデモ
この「hellow_world_https」デモは、HTTPSを利用してhello worldのデモを拡張したものです。3つの異なる方式を使って、どのようにして認証を行うかをテストすることができます。
それぞれの方式についてテストを行うには、シナリオに沿ったセキュリティ環境が必要になります。セキュリティ情報の内容はコンフィグレーションファ イルを使って指定するか、Javaのクラスでデータを設定します。またJavaクラスとコンフィグレーションファイルを組み合わせての設定も可能です。
「hellow_world_https」デモを実行する前に、以下の内容を確認してから作業してください。
必要条件
celtix.jarがCLASSPATHに登録されていて、JDKとantのbinディレクトリがPATHに登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。
環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際ににwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。
antを使ったビルドと起動
samples/hello_world_httpsディレクトリからant buildスクリプトによってビルドを行います。
ant build
WSDLファイルやクラスファイルから生成したコードを削除するには、次のコマンドを実行します。
ant clean