Virtual Server 2005 R2で次期Windows Server環境を試す 7

ドメインユーザーの登録

ドメインユーザーの登録

   Active Directory環境が整ったので、ここで一般ユーザーのアカウントを登録してみます。この作業はLonghorn Serverでもあまり変わりません。

   管理ツールから「Active Directoryユーザとコンピュータ」コンソールを起動し、Userコンテナを右クリックして「新規作成」-「ユーザ」を選ぶと、ユーザーの追加ウィ ザードが起動して、Windows Server 2003などと同じようにドメインユーザーを追加できます。

ファイルサーバー

   最後にファイルサーバーとしてフォルダの共有を設定します。

   スタートメニューからエクスプローラを開き、新しいフォルダを作成します。作成したフォルダを右クリックして「共有」を選ぶと、作成する共有フォル ダにアクセスできるユーザーを指定できるダイアログが表示されます。アクセス権を設定して共有ボタンをクリックすると、ファイルサーバーに共有フォルダを 作成することができます(図37)。


共有フォルダを作成
図37:共有フォルダを作成
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

DNSの設定:仮想DHCPサーバー

   ファイルサーバーとしてVirtual Serverでほかのマシンからアクセスできるようにするには、DNSサーバーを正しく設定する必要があります。ここまで作成してきたドメインコントロー ラは手動で設定しましたが、Virtual Serverが提供する仮想DHCPサーバーを利用する場合はWeb管理コンソールから仮想DHCPサーバーにDNSサーバーのアドレスを設定します。

   仮想DHCPサーバーにDNSサーバーのアドレスを設定するには、設定を変更するバーチャルネットワークを選び、プロパティとしてDHCPサーバー の設定を変更します。DHCPサーバーのプロパティで、DNSサーバーアドレスをカンマ区切りで「10.237.0.10,10.237.0.11」と指 定します(図38、図39)。



仮想DHCPサーバーの設定を変更
図38:仮想DHCPサーバーの設定を変更
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

DNSサーバーのアドレスを追加
図39:DNSサーバーのアドレスを追加
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   これで仮想DHCPサーバーからアドレスを受け取った仮想マシンが、さきほど構築したドメインコントローラのDNSサーバーへアクセスできるようになりました。

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