ドメインユーザーの登録
ドメインユーザーの登録
Active Directory環境が整ったので、ここで一般ユーザーのアカウントを登録してみます。この作業はLonghorn Serverでもあまり変わりません。
管理ツールから「Active Directoryユーザとコンピュータ」コンソールを起動し、Userコンテナを右クリックして「新規作成」-「ユーザ」を選ぶと、ユーザーの追加ウィ ザードが起動して、Windows Server 2003などと同じようにドメインユーザーを追加できます。
ファイルサーバー
最後にファイルサーバーとしてフォルダの共有を設定します。
スタートメニューからエクスプローラを開き、新しいフォルダを作成します。作成したフォルダを右クリックして「共有」を選ぶと、作成する共有フォル ダにアクセスできるユーザーを指定できるダイアログが表示されます。アクセス権を設定して共有ボタンをクリックすると、ファイルサーバーに共有フォルダを 作成することができます(図37)。
DNSの設定:仮想DHCPサーバー
ファイルサーバーとしてVirtual Serverでほかのマシンからアクセスできるようにするには、DNSサーバーを正しく設定する必要があります。ここまで作成してきたドメインコントロー ラは手動で設定しましたが、Virtual Serverが提供する仮想DHCPサーバーを利用する場合はWeb管理コンソールから仮想DHCPサーバーにDNSサーバーのアドレスを設定します。
仮想DHCPサーバーにDNSサーバーのアドレスを設定するには、設定を変更するバーチャルネットワークを選び、プロパティとしてDHCPサーバー の設定を変更します。DHCPサーバーのプロパティで、DNSサーバーアドレスをカンマ区切りで「10.237.0.10,10.237.0.11」と指 定します(図38、図39)。
これで仮想DHCPサーバーからアドレスを受け取った仮想マシンが、さきほど構築したドメインコントローラのDNSサーバーへアクセスできるようになりました。
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この記事の筆者
Microsoft MVP for Windows Server - Networking, Jan 2004 - Jan 2007.
1982年生まれ。エンタープライズネットワークやIPv6といったネットワーク技術のほか、Windows Server Systemの設計や運用などを独学で習得。幅広い分野をひとりでカバーする。MCSEをはじめCCDA/CCNAといったベンダー資格も多数保有する。 2004年より慶應義塾大学に在籍中。
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