CentOS Project、「CentOS Stream 10」を発表

2024年12月15日(日)
 CentOS Projectは12月12日(現地時間)、「CentOS Stream 10 "Coughlan"」を発表した。

 「CentOS Stream」は、FedoraとRed Hat Enterprise Linuxの中間に位置付けされるプラットフォームであり、「CentOS Stream 10」は次期「Red Hat Enterprise Linux 10」の原型となる。

 「CentOS Stream 10」では、カーネルにLinux 6.12 LTSが搭載された。また、X11向けXwaylandにおいてWaylandがデフォルトのディスプレイスタックとして採用され、X.Org Serverのサポートが廃止されている。パッケージ管理システムはDNF 4.20およびRPM 4.19が採用されており、GCC 14、LLVM/Clang 19、Python 3.12、Rust 1.82、Ruby 3.3、Go 1.23、Node.js 22、PHP 8.3、OpenJDK 21、Qt 6.7、MySQL 8.4、MariaDB 10.11、PostgreSQL 16、nginx 1.26、Apache 2.4.62などが搭載されている。

 「CentOS Stream 10」は、AMD/Intel 64ビット、ARM 64ビット、IBM Power、および IBM System Zアーキテクチャ向けのインストールイメージが提供され、Webサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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