システムインテグレータ、「SI Object Browser for Postgres」の新バージョン2.0を提供開始

2015年2月27日(金)

システムインテグレータは2月24日、PostgreSQLおよびEnterpriseDB社が提供するPostgres Plusに対応したデータベース開発支援ツール「SI Object Browser for Postgres」の新バージョン2.0をリリース、本製品の総販売代理店を務めるアシストが販売を開始した。

オープンソースのRDBMSである「PostgreSQL」は、商用データベースと機能面、性能面で遜色のないものとして進化し、製造、販売、物流、営業管理、部品管理、在庫管理などのコア業務システムや人事、経理、購買などの支援業務システムだけでなく、それぞれの業務で意思決定を行う情報活用向けのDBMSとしても採用が広がっている。2014年12月にはOLTP系および大規模DWH系システムに対応する機能が大幅に拡張された「PostgreSQL」の新バージョン9.4が、また2015年2月16日にはPostgreSQLをエンジンとしエンタープライズでの利用に必要な高い信頼性、可用性、拡張性、パフォーマンス、セキュリティ強化などの機能が搭載された「Postgres Plus」(開発元:EnterpriseDB Corporation/エンタープライズDB)の新バージョン9.4がそれぞれリリースされ、今後ますますエンタープライズ領域での活用が進んでいくものと予測される。

今回、提供を開始する「SI Object Browser for Postgres」の新バージョン2.0では、PostgreSQL 9.0以降で大幅に強化された情報活用向け機能であるマテリアライズド・ビューやパーティション表などに対応したことで、様々なワークロードのアプリケーション開発の生産性向上を目指している。また、PostgreSQLの最新バージョン9.4に対応したALTER SYSTEMコマンド、CHECKオプション付き更新ビュー、集約関数などに加え、「SI Object Browser」独自機能として、旧バージョンで接続していたデータベースの接続情報を取り込める「DB接続情報取り込み機能」が追加され、バージョンアップが容易に行えるようになった。

PostgreSQL、Postgres Plusの各種支援サービス提供で実績があり、「SI Object Browser for Postgres」の総販売代理店を務めるアシストでは、自社提供のサポート・サービスが採用された場合に「SI Object Browser for Postgres」のライセンスを付与することで、顧客企業におけるPostgreSQLの活用やシステム構築の負荷軽減/工数削減に大きく貢献していく。また、システムインテグレータ、アシストの両社共同での「SI Object Browser for Postgres」プロモーション活動も強力に推進していく。


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