オラクル、Mirantisと協業して、迅速かつ簡単なプライベートクラウドのプロビジョニングを実現
2015年5月26日(火)
オラクルは、Mirantisとの協業を発表した。これにより、「Oracle Solaris」と「Mirantis OpenStack」を使用しているユーザーは、OpenStackエコシステムのアプリケーションプロジェクトである「Murano」を使用して、プライベートクラウド環境へのアプリケーションとデータベースのプロビジョニングを迅速に行えるようになる。「Oracle Solaris」上に導入された「Oracle Database 12c」と「Oracle Multitenant」が、初めてオラクルのクラウド対応製品として「Murano」に提供される。
「Oracle OpenStack for Oracle Solaris」は、「Oracle Solaris」の高度なセキュリティ、エンタープライズクラスの信頼性、管理しやすさとOpenStackの俊敏性を組み合わせた、エンタープライズアプリケーションと「Oracle Database」を実行するための卓越した包括的なクラウドプラットフォーム。
「Oracle Database 12c」と同時発表された「Oracle Multitenant」は、単一のマルチテナントコンテナデータベース内での複数プラガブルデータベースのサポートを可能にする。各プラガブルデータベースは、アプリケーションを実行するためのセキュリティを備えた独立環境になっている。このコンテナデータベースにより、クラウド事業者がサポートする単一の環境を提供し、優れた規模の経済を実現する。クラウドユーザーと開発者は、数回のクリック操作で次の処理を実行できる。
- OpenStackから「Oracle Solaris」にプラガブルデータベースを安全にプロビジョニングする
- アプリケーションがOpenStack内から新規、既存のプラガブルデータベースに安全にアクセスできるようにする
- 「Oracle Solaris」上で「Oracle Database 12c」を実行する、「SPARC M7」を搭載したオラクルの将来のシステムに組み込まれる「Software in Silicone」の高度なセキュリティ、パフォーマンス、効率性などの利点をOpenStackアプリケーションが活用できるようにする
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