Oculus Riftによって、VRを誰もがつかう時代になるのか
このVRヘッドギアを我々は長年待っていたわけだが、ようやくOculus Riftの注文を入れることが出来るようになった。Facebookが2年前に20億ドルで買収したこの企業は、3/28に製品の出荷を始めることとなった。価格は600ドルだ。
コンテンツが出揃ってないという現実に、Facebookは立ち向かわなければならなかった。そこでOculusは最初の出荷に向け、幾つかのゲームメーカーと協力関係をむすんでいるところだ。
「Oculus Riftには、ヘッドフォン、マイクが組み込まれたヘッドセットとXbox Oneコントローラが含まれる。このコントローラーはPlayfulによって開発され、無料で同梱されるLucy’s Taleには最適のものだ。」という投稿が会社のブログにされているほか、それ以外に含まれる様々な画像も紹介されている。
Lucky’s TaleはPlayfulが制作したVRゲームである。Playfulの設立者はWords With Friendを制作し、ソーシャル・モバイルアプリで名高いNewtoyの共同設立者でもあるポール・バトナーだ。つまり彼はFacebookプラットフォームとも馴染が深い。
断っておくが、VRギアの可能性はゲームだけに留まらず、もっと幅広いものだ。去年のTEDカンファレンスでViceニュースをVRで体験した際は、シリア難民についてそこにいる人の観点で知ることが出来た。難民たちが置かれている窮状がまざまざと伝わってき、テキストのみのものよりもずっと記憶に残るものだった。
Facebookはテキストから写真へ、写真から動画、そして360度動画へと取り組んできた。中核となるFacebookアプリの他に、買収したWhatsAppやInstagramなどにも何らかの形でVRが導入されることは明らかだろう。そうなれは、誰もがVR技術に触れることが出来るようになる。
そして、開発者たちはこの新しいメディアを使ってイノベーティブなコンテンツを作り出すことだろう。
しかしながら、これはVRの始まりに過ぎないともいえる。
ReadWriteJapan編集部
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