簡易ブラウザの作成(その3)
2010年6月3日(木)
はじめに
こんにちは。タオソフトウェアの谷口と申します。昨今急速に注目を集めているアンドロイド(Android)。
本稿では、そんなアンドロイド上で動くアプリケーションを書いてみようと考えている方に向けて、アンドロイド・プログラミングの第一歩についてお伝えし たいと思っています。
前回は、 About画面を追加しながら、画面の作り方やメニューの操作方法について説明しました。アプリケーションとして形になってきましたが、現状ではGoogle検索経由でないとほかのサイトに移動できないので、少々不便です。
そこで今回は、URLを指定する画面を追加して、直接ほかの画面に移動できるようにしたいと思います。機能を追加しながら、Activity間でのデー タの受け渡し方などについて説明します。
オプション・メニューにメニュー・アイテムを追加する
前回作成したオプション・メニューに、新たに「Go」アイテムを作成するコードを追加しましょう。
MyWebView.javaに以下のコードを追加します。
//オプション・メニューを作成する
<i><font color=red>private static final int GO_MENU_ID = Menu.FIRST+1;</font></i>
private static final int ABOUT_MENU_ID = Menu.FIRST;
@Override
public boolean onCreateOptionsMenu(Menu menu) {
super.onCreateOptionsMenu(menu);
<i><font color=red>//URL入力ダイアログ表示メニュー・アイテム
MenuItem gotoItem = menu.add(0, GO_MENU_ID, 0 ,R.string.menu_item_name_go);
gotoItem.setIcon(android.R.drawable.ic_menu_search);</font></i>
-- 以下略 --
次に、Aboutメニューと同様にメニュー・アイテム名をリソースに設定します。
MyWebView/res/values/strings.xml に以下のように設定を追加してください。
<!-- オプション・メニュー用文字列 -->
<string name="menu_item_name_about">About</string>
<i><font color=red><string name="menu_item_name_go">Go</string></font></i>
この段階で一度プログラムを実行し、Goメニューが追加されていることを確認してください(図1)。
図1: 開発したWebブラウザ画面 |
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