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デスクトップ仮想化を支える技術

2010年6月8日(火)
平田 敦

Citrix EdgeSightによる可用性管理

Citrix EdgeSightは、Citrix製品群、すなわち、仮想デスクトップ(Citrix XenDesktop)、エンド・ポイント・システム、Citrix XenAppシステムを対象に、性能と可用性を監視/管理するソフトです。

アプリケーション、デバイス、セッション、ライセンス使用状況の監視や、ネットワークに関するリアルタイム監視を実施します。これにより、問題の分析、解決、事前防止に役立てます。Citrix EdgeSightで取得可能な情報は、下記の通りです。

デバイス・レベルの情報
ハードウエア・デバイスのパフォーマンスと可用性に関する50以上の指標に基づき、ハードウエア・デバイス・レベルでのボトルネックを検出することが可能です。
アプリケーション・プロセス・レベルの情報
Process Fault AlertやRemote Snapshotなどの機能により、プロセス・レベルでのアラート情報やクラッシュ・ダンプ・ファイルを収集することが可能です。
ネットワーク・レベルの情報
ラウンド・トリップ・タイム、レイテンシ、バックエンド・システムとのレスポンスなどを取得することにより、低帯域でのネットワーク・パフォーマンスを検出することが可能です。
セッション・ユーザー・レベルの情報
プロファイルのロードやログオン・スクリプトの実行時間など、ログオン・プロセスに関する情報の収集により、解決が困難なログオン問題に関する情報を収集することが可能です。

図4: Citrix EdgeSightの管理画面

Citrix EdgeSightの主な利点

Citrix EdgeSightがもたらす主な利点は、以下の通りです。

システムの性能と可用性の監視
  • ユーザー・エクスペリエンスに基づき、システムをリアルタイムに監視
  • 早期アラートにより、潜在的な問題を未然に検出して抑制
根本原因の診断
  • デバイス・レベル、セッション・レベル、プロセス・レベルでの包括的なデータ収集
  • デバイス、セッション、ユーザー、アプリケーション、プロセス、ネットワークを可視化
キャパシティ・プランニング
  • ハードウエアおよびソフトウエア資産の積極的な管理
  • 取得・保存した性能データを用いたキャパシティ・プランニング
  • アプリケーション・レベル、ユーザー・レベルでの利用率の把握

EUEM(End User Experience Monitoring)測定基準

Citrix EdgeSightの特徴的な測定基準に、エンドユーザー視点からのシステムの状態を示すEUEM(End User Experience Monitoring: エンドユーザー状況監視)があります。

EUEMには、ネットワーク帯域幅、ICA(Citrix Systemsの画面情報端末プロトコル)のラウンド・トリップ時間、クライアントとサーバーの起動時間など22個の測定基準値があります。さらに、ICAバーチャル・チャネル帯域幅など、ICAセッション確立に特化したデータを、クライアント側やCitrix XenDesktop/XenAppサーバー側、それぞれで収集します。これにより、ICAセッションに関する原因調査と問題解決が可能になります。

例えば、EUEMによって、ユーザーが仮想デスクトップやCitrix XenAppシステムにログオンする際の、ユーザー・プロファイルのロードにかかる時間、ログオン・スクリプトを実行するのにかかる時間、さらにユーザー認証プロセスの完了といったデータを収集して分析することが可能となります。

図5: サーバーとクライアントのスタートアップに関する収集データ

今回は、「デスクトップ仮想化を支える技術」として、Citrix Provisioning ServicesとCitrix EdgeSightについて簡単に紹介しました。

このほかにも、デスクトップ仮想化を支える技術として、ユーザー・プロファイル管理を最適化する「Profile management」、WAN環境でのデスクトップ環境への接続を高速化・最適化する「Citrix Branch Repeater」、リモート・サイトからセキュアなアクセスを提供する「Citrix Access Gateway」などの製品技術を提供しています。

次回は、アプリケーション仮想化の最新技術として、Citrix XenApp 6を中心に解説します。

シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
外資系サーバーベンダーのシステムエンジニアを経て、2004年にシトリックスに入社。テクニカルサポート部にて、社内、社外のエンジニアに対する新製品の技術支援や技術トレーニングを行うプロダクトサポートスペシャリストとして従事した後、現在は、マーケティング本部で、プロダクトマネージメント、テクニカルマーケティング、新製品のレディネス業務などを担当。

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