SAP基幹システムの高可用性を低コストで 2

LifeKeeperインストールと設定(ベース) [1]

LifeKeeperインストールと設定(ベース) [1]

コミュニケーション・パスの設定

まず、LifeKeeper管理用のGUIを、以下のコマンドで起動します。この管理用GUIを使用して、必要となるすべての設定を実施します。

# /opt/LifeKeeper/bin/lkGUIapp

 

LifeKeeperでは、ハートビート通信をはじめ、さまざまな情報をサーバー間でやり取りします。このため、2系統のコミュニケーション・パスを設定する必要があります。今回の検証では、2系統のTCPネットワークを個別に作成しましたが、TCPネットワークとTTY(シリアル接続)という組み合わせでも構いません。

図1: 2系統のコミュニケーション・パスを設定した後のLifeKeeper管理画面


コミュニケーション・パスの設定後、2つの仮想IPアドレスを設定します。

図2: 各リソースを設定する際のメニュー画面


LifeKeeperインストールと設定(ベース) [2]

NFSリソース、ファイル・システム・リソースの設定

リソース作成にあたり、NFSリソースの場合は注意が必要です。exportsファイルを編集し、該当するリソースを手動でNFSエクスポートしておく必要があります。一方、ファイル・システム・リソースの場合は、該当するファイル・システムをマウントしておく必要があります。

図3: NFSリソースを設定した後の画面

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