カードがめくられるように数値を表示する
ロジックコードを記述する
リスト1 (MainPage.xaml.vb)
Option Strict On
タイマーに関するクラスの含まれる、System.Windows.Theading名前空間を読み込みます。
Imports System.Windows.Threading
Partial Public Class MainPage
Inherits UserControl
Public Sub New()
InitializeComponent()
End Sub
加算される変数noをメンバ変数として宣言します。
Dim no As Integer = 0
■ページが読み込まれた時の処理
新しいDispatcherTimerのインスタンスであるmyTimerオブジェクトを生成します。DispatcherTimerクラスは指定した時間の間隔で処理されるタイマーを表すクラスです。
タイマー間隔が経過すると発生するTickイベント時に、myTimer_Tickプロシージャを指定します。
Intervalプロパティでは、タイマーの間隔を指定します。ここでは1秒間隔でmyTimer_Tickプロシージャが実行されます。Startメソッドでタイマーを実行します。
Private Sub MainPage_Loaded(ByVal sender As Object, ByVal e As System.Windows.RoutedEventArgs) Handles Me.Loaded
Dim myTimer As New DispatcherTimer
AddHandler myTimer.Tick, AddressOf Me.myTimer_Tick
myTimer.Interval = TimeSpan.FromSeconds(1)
myTimer.Start()
End Sub
■タイマー間隔が経過した時の処理
Math.Min関数で、変数noの値が60より小さい場合は、変数noの値を1ずつ加算します。変数noの値が60になった時は0で初期化します。
各TextBlockのTextプロパティに加算されるnoの値と、さらに1が加算された値を指定します。
カードがめくられた時は、表示されている値より、さらに1が加算された値が表示されるようになります。背面に配置されたTextBlockには、前面に配置されたTextBlockのTextの値より+1された値が表示されます。
コントロールは最後に配置されているコントロールの方が前面に配置されます。
Gridの上方に配置されていたTextBlockコントロールは、TextBlock1がTextBlock2の背面、TextBlock2がTextBlock1の前面に配置されます。
また、Gridの下方に配置されていたTextBlockコントロールは、TextBlock3がTextBlock4の背面、TextBlock4がTextBlock3の前面に配置されます。
よって背面に配置されているTextBlock1とTextBlock3にはTextBlock2とTextBlock4の値より+1された値が表示されるようにします。
00、01、02…、の表示にするため、ToStringに”00”の書式を指定しています。
myNumberは、local:TimerBaseSilverlightControlに付けた名前です。
BeginメソッドでStoryboard1を開始します。
Private Sub myTimer_Tick(ByVal sender As Object, ByVal e As EventArgs)
no = Math.Min(no + 1, 60)
If no = 60 Then no = 0
myNumber.TextBlock1.Text = (no + 1).ToString("00")
myNumber.TextBlock2.Text = no .ToString("00")
myNumber.TextBlock3.Text = (no + 1).ToString("00")
myNumber.TextBlock4.Text = no.ToString("00")
myNumber.Storyboard1.Begin()
End Sub
End Class
「カードがめくられるように数値を表示する」サンプルプログラム