画像のドラッグ&ドロップによるRippleEffect特殊効果

2011年5月18日(水)
PROJECT KySS

まず初めに、このプログラムで実装する機能の動作を、下記に解説しておきます。

上段に少し大きめの画像が、下段には複数の小さめの画像が配置されています(図1)。上段の画像を下段の画像の集団にドラッグ&ドロップすると、画像のサイズが、RippleEffect効果を伴って、下段内の画像のサイズと同じになります(図2)。 RippleEffectは、画像に波紋をシミュレートする効果です。上段に画像をドラッグ&ドロップした場合は、画像サイズは元の大きいサイズのままになっています。

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図1:上段に少し大きめの画像が配置され、下段には複数の小さめの画像が配置されている(クリックで拡大)

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図2:上段の少し大きめの画像を、下段にドラッグ&ドロップすると、RippleEffect効果を伴って、画像サイズが同じになる(クリックで拡大)

サンプル一式は、会員限定特典としてダウンロードできます。記事末尾をご確認ください。

新規プロジェクトの作成

早速サンプルを作っていきましょう。本稿では開発言語にVisual Basicを用います。

VS 2010のメニューから[ファイル(F)/新規作成(N)/プロジェクト(P)]を選択します。次に、「Silverlight アプリケーション」を選択して、「名前(N)」に任意のプロジェクト名を指定します。ここでは「SL4_ImageDropRipple」という名前を付けています。

ソリューションエクスプローラー内にImageというフォルダを作成して、4枚の画像も追加しておきます。ダウンロードされたサンプル・ファイルには画像は追加済みです。

コントロールの配置

要素のWidthに800、Heightに600と指定します。ツールボックスからCanvasコントロールを配置します。Widthが800、Heightが300のCanvasコントロールを2個、上下に配置します。先に下のCanvasを配置し、x:NameにTargetと指定します。次に、上にCanvasを配置し、x:NameにSourceと指定します(図3)。書き出されるコードはリスト1のようになります。

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図3:Canvasを上下に2個配置する(クリックで拡大)

リスト1 書き出されたXAMLコード(MainPage.xaml)

<UserControl x:Class="SL4_ImageDropRipple.MainPage"
  xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
  xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
  xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
  xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
  mc:Ignorable="d"
  d:DesignHeight="300" d:DesignWidth="400" Width="800" Height="600">
  <Grid x:Name="LayoutRoot" Background="White">
  	<Canvas Height="300" HorizontalAlignment="Left" Margin="0,300,0,0" x:Name="Target" VerticalAlignment="Top" Width="800" />
  	<Canvas Height="300" HorizontalAlignment="Left" x:Name="Source" VerticalAlignment="Top" Width="800" />
  </Grid>
</UserControl>

次にSourceのCanvas内にImageコントロールを1個配置します。Widthに320、Heightに240を指定し、SourceプロパティにImageフォルダ内の画像を指定します。ここでは「菜の花.jpg」を指定しています。

同様にTargetのCanvas内に3個のImageコントロールを適当な位置に配置し、SourceプロパティにImageフォルダ内の画像を指定します。この場合のImageコントロールのWidthは160、Heightは120としておきます(図4)。

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図4:2つのCanvas内にImageコントロールを配置し画像を読み込む(クリックで拡大)

書き出されるコードはリスト2のようになります。

リスト2 書き出されたXAMLコード(MainPage.xaml)

(1)x:NameがTargetの<Canvas> 要素内に3個の<Image>要素を配置しています。Widthは160、Heightは120としています。
(2)x:NameがSourceの<Canvas>要素内に1個の<Image>要素を配置しています。Widthは320、Heightは240としています。
<UserControl x:Class="SL4_ImageDropRipple.MainPage"
	xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
	xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
	xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
	xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
	mc:Ignorable="d"
	d:DesignHeight="300" d:DesignWidth="400" Width="800" Height="600">

	<Grid x:Name="LayoutRoot" Background="White">
  	<Canvas Height="300" HorizontalAlignment="Left" Margin="0,300,0,0" x:Name="Target" VerticalAlignment="Top" Width="800"> ■(1)
  		<Image Canvas.Left="614" Canvas.Top="17" Height="120" Name="Image2" Stretch="Fill" Width="160" Source="/SL4_ImageDropRipple;component/Image/桜.jpg" />
  		<Image Canvas.Left="335" Canvas.Top="163" Height="120" Name="Image3" Stretch="Fill" Width="160" Source="/SL4_ImageDropRipple;component/Image/黄色い花.jpg" />
  		<Image Canvas.Left="31" Canvas.Top="17" Height="120" Name="Image4" Stretch="Fill" Width="160" Source="/SL4_ImageDropRipple;component/Image/ポピー.jpg" />
  	</Canvas>
  	<Canvas Height="300" HorizontalAlignment="Left" x:Name="Source" VerticalAlignment="Top" Width="800"> ■(2)
  		<Image Canvas.Left="230" Canvas.Top="27" Height="240" Name="Image1" Stretch="Fill" Width="320" Source="/SL4_ImageDropRipple;component/Image/菜の花.jpg" />
  	</Canvas>
  </Grid>
</UserControl>

ソリューションエクスプローラー内の、MainPage.xamlを選択し、マウスの右クリックで表示されるメニューの、「Expression Blendを開く(X)」を選択し、Blend4を起動します。

  • 「画像のドラッグ&ドロップによるRippleEffect特殊効果」サンプルプログラム

四国のSOHO。薬師寺国安(VBプログラマ)と、薬師寺聖(デザイナ、エンジニア)によるコラボレーション・ユニット。1997年6月、Dynamic HTMLとDirectAnimationの普及を目的として結成。共同開発やユニット名義での執筆活動を行う。XMLおよび.NETに関する著書や連載多数。最新刊は「Silverlight実践プログラミング」両名とも、Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。http://www.PROJECTKySS.NET/

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