VMware vCenter CapacityIQの標準機能[2]

2011年9月28日(水)
沢田 礼子

[5]シナリオの結合(Combine)

同じクラスタに対して作成したシナリオを結合(Combine)することで、1つのシミュレーションにすることが可能です。例えば、「仮想マシンを追加するシナリオ」+「ESX/ESXiホストを追加するシナリオ」 = 「ESX/ESXiホストをxx台追加した場合に、あと仮想マシンを何台追加できるかのシミュレーション」を作成することが可能です。

[5-1][View]タブを選択して[Virtual Machine Capacity - Trend]のWhat-ifシナリオ画面を開きます。画面右の[What-if scenarios]欄でドロップダウンリストから[Combine]を選択すると、現在作成されているシナリオ同士を結合します。ここで結合するシナリオは、「Add 5 New VMs」と「Hardware Change #4」です。

図5-1:シナリオを結合(クリックで拡大)

[5-2]シナリオが結合されたことを確認します。この例では、結合したシナリオを適用することによって、リソースがなくなるポイントが2日間ほど先に延ばされます。

図5-2:シナリオ結合による結果の確認(クリックで拡大)

[6]シナリオの削除

[View]タブ画面では、以下のようにシナリオを簡単に削除することができます。

[6-1]削除したいシナリオの右側にある[x]アイコンをクリックします。

図6-1:[x]アイコンをクリック(クリックで拡大)

[6-2][Delete Scenario]ウィンドウがポップアップされるので、[Yes]をクリックします。

図6-2:シナリオの削除を確認
株式会社ネットワールド

株式会社ネットワールド所属。VMware製品のプリセールスや仮想化インフラ構築に従事するとともに、VMwareプロダクトのトレーナーを担当。
国外の医学部を卒業後に医師を目指すも、紆余曲折の後IT業界に身を投じる。某大手クライアントのカスタマーサポートセンター、Windows系インフラ構築プロジェクト、Webアプリケーション系運用構築などを経てネットワールド社に入社。趣味は「自宅で仮想化」「三味線」「ネイルアート」など。

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