リソースの使用を最適化するための仮想環境ツールVMware vCenter CapacityIQ 1

VMware vCenter CapacityIQの基礎知識

VMware vCenter CapacityIQとはVMware vCenter CapacityIQ(以下、CapacityIQ)は、仮想環境内のリソース監視を行うためのソフトウェアです。現在のリソース使用の推移をグラフで表示・把握できるだけではなく、現在までのトレンド(使用傾向)をもとにいつ

沢田 礼子

2011年9月7日 20:00

VMware vCenter CapacityIQとは

VMware vCenter CapacityIQ(以下、CapacityIQ)は、仮想環境内のリソース監視を行うためのソフトウェアです。現在のリソース使用の推移をグラフで表示・把握できるだけではなく、現在までのトレンド(使用傾向)をもとにいつごろvSphere環境のハードウェアリソースを使い切ってしまうかといったシミュレーションが可能です。

CapacityIQサーバーは、仮想アプライアンスとして提供されています。仮想アプライアンスとは、ゲストOSやアプリケーションがすでにセットアップされている仮想マシンイメージです。仮想アプライアンスをvCenterサーバーからESX/ESXiにインポートすることで、作成済み仮想マシンとして稼働させることができます。仮想アプライアンスを利用すると、ゲストOSやアプリケーションのセットアップ作業を行うことなく、すでにセットアップ済みのアプリケーションを簡単に動作させることができるのです。

CapacityIQのシステム構成

CapacityIQは、図1のようなシステム構成で利用します。

図1:CapacityIQを利用する場合のシステム構成イメージ
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