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クラウド化でシステム運用担当者は業務量が減る?

2014年4月11日(金)
株式会社アールワークス

前回までは、システム運用における「5つの間違い」について述べてきた。それでは、このような間違いに陥らないためにはどのようにしたらよいだろうか。そのためには、しっかりとしたシステムの運用設計が必要である。それらは体制や仕組みなど、トータルの設計だ。

今求められるのは、大規模システムやクラウド環境に適した21世紀型の運用設計である。それは小手先技ではない、本当の意味での「効率化」や「高品質化」、「コスト削減」を実現しながら、監視・運用のための仕組みや体制を作ることにある。

今回からは「大規模システムやクラウド環境に適した運用設計」と題して、将来を見据えたシステムの改善や、次の開発につなげることができるような運用設計手法について説明する。また、運用担当者のキャリアパスを含めた中長期的な経営面の話から、具体的な現場の技術に落とし込んだ話に至るまで、段階的に説明していく。

運用の「あり方」に改革を

21世紀型の運用において、クラウド環境を考える場面は多くのシステムに存在する。それでは、クラウドの導入にはどのようなメリットがあるのだろうか。

社内システムと聞いて思い浮かべるのは、例えば会社機能を維持するためのものであれば、勤怠や考課を管理する人事システムや会計システムである。また、社員が普段使うものであれば、メールシステムやスケジュール管理システムなどである。このように、社内システムには様々なものが存在するのだ。

昨今押し寄せるクラウド化の波に乗って、これまでパッケージソフトウェアや社内サーバーで運用していたこれらのシステムを、クラウドサービスに切り替えることを検討している企業や、すでに切り替えた企業は多いはずだ。

クラウドは、AmazonEC2やGoogleApps、WindowsAzure※1に代表される、インターネット上でサービスやシステムインフラを提供するパブリッククラウドと、企業内ネットワークに配置され、カスタマイズして提供されるプライベートクラウドの2つに分類される(図1)。

図1 パブリッククラウドとプライベートクラウド
図1:パブリッククラウドとプライベートクラウド

巷間に伝えられるところによれば、パブリッククラウドの活用によって企業が享受できるメリットは、

  1. モノや場所が必要ないため、機器故障や停電によるサービス停止がない。
  2. 外出先や常駐先、自宅など、どこからでもアクセスできる。
  3. 必要最低限の機能や容量に絞って契約し、コストを抑えることができる。

などである。他方、プライベートクラウドにおいては、

  1. イニシャルコスト(初期経費)やランニングコスト(運用経費)のコストダウンができる。
  2. システムリソースを自社で占有し、容易に再分配できる。
  3. セキュリティが確保しやすい。

などが挙げられる。

つまり、いずれの場合もシステムの集約やコストダウン、業務効率化をターゲットとしているのがわかる。

※1 2014年4月よりMicrosoft Azureに改称。

著者
株式会社アールワークス
1985年に株式会社アステックとして創業。2000年10月の株式会社アールワークス設立を経て、2005年6月より現在の1社体制に移行。同時に、社名を(株)アールワークス(Rworks, Inc.)に変更。
設立以来、IDC事業やITマネージドサービスを行い、そこで培ったネットワークインフラの運用ノウハウや、さまざまなソフトウェアを開発した技術力を結集し、現在、ITシステムのリモート運用サービスをはじめとして、インフラ構築、ハウジングやホスティングサービス、SaaS/ASP型のシステム監視基盤の提供を行う。単純なオペレーターではない技術提供をベースにした24時間365日の統合的なフルマネージドサービスを提供している。

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