こんにちは、日立ソリューションズの吉田です。
今週は、冬に逆戻りしたような「寒の戻り」があり、あわててコートをとりだした方もいたのではないかと思います。この寒さはこれが最後のようで、気持ちの良い季節が本格的に始まります。
今週も注目すべきトピックをまとめましたので、ゆっくりとご覧下さい。
米国Chef Software、DevOpsワークフロー「Chef Delivery」を発表
米国Chef Software社は4月1日、最新サービス「Chef Delivery」を発表しました。「Chef Delivery」はChefのIT自動化技術を土台とし、統一的なプロセスを利用してインフラ、コンテナを含むランタイム環境、アプリケーションに対して変更を配信できます。
エンタープライズ級のソフトウェア開発のワークフロー自動化をめざして顧客と共同で開発したもので、自動化テスト、継続的インテグレーション、継続的デリバリーのための堅牢なプラットフォームになると説明しています。
3割がOSSを本番環境に利用、2割が導入を検討--IDC調査
IDC Japanは、4月6日に企業のオープンソースソフトウェア(OSS)の利用実態調査の結果を発表しました。「本番環境で導入している」が30%を超えているのは、通信/情報、公共/公益、金融分野で、全体では、40%以上の企業がOSSの使用に対して前向きのようです。また、OSSを利用する最大のメリットは、コスト削減や最新技術に加え、エコシステムを活用できることと指摘しており、特に第3のプラットフォームはOSSのエコシステムがけん引していると説明しています。
米国Microsoft社幹部、「Windowsのオープンソース化はあり得る」と発言
4月1日に米国サンタクララで開催された「ChefCon」のパネルディスカッションで米国Microsoft社のテクニカルフェローであるMark Russinovich氏が、「いずれWindowsがオープンソースされることはあるか?」という質問に対して、「当然ありうる」と答えました。さらにRussinovich氏は、「今や非常に多くの企業、多くの当社顧客がオープンソースに依存しており、Microsoftも受け入れるべきだ」と述べました。
CoreOSとKubernetesを統合した「Tectonic」、米国CoreOS社が発表
4月6日に米国CoreOS社が、同社のCoreOSおよび関連ソフトウェア群と、Linuxコンテナのクラスタを管理する「Kubernertes」を統合したパッケージ「Toctonic」を発表しました。「Toctonic」は、「Kubernetes」とCoreOSソフトウェア群を組み合わせた統合パッケージで、ワークフローのマネジメントコンソールやダッシュボードを備えており、Linuxコンテナを共有し、構築するための統合レジストリ、さらに自動デプロイメント、ローリングアップデートのカスタマイズなども含まれています。
ミランティス、ベンダーニュートラルなOpenStackトレーニングを国内で提供
米国Mirantisの日本法人であるミランティス・ジャパン合同会社は4月7日、日本国内のクラウドシステム開発者や運用者を主な対象としたOpenStackの実践的なトレーニング「OpenStack Bootcamp」を提供すると発表しました。Mirantisは、600名以上のOpenStack専門技術者が在籍するほか、独立系OpenStackソリューションプロバイダーとして実績があります。このトレーニングは、内容の6割がハンズオン形式で提供されるため、忙しい技術者が実践的な技術を短期間で習得することができるようになっています。
編集後記
ここ数年は珍しく部署の名前が変わることもなく過ごしてきましたが、この4月からさまざまな事情で部署の名前が変わり、メンバーも一部変わりました。今週末には職場も少し移動するなど、本格的に新年度の始まりを実感しています。気持ちを新たに今年も頑張ろうと思ったこの一週間でした。