サムスンが99ドルの格安・大衆向けGear VRを発表
先月、ハリウッドで行われたOculus VRの第二回年次開発者会議で、サムスン上級副社長のピーター・クーは、初となる消費者向けGear VRヘッドセットを発表した。
この新バージョン製品は、年末商戦に間に合うよう11月中に市場に出回る予定だ。より使いやすくなったタッチパッドや、22%も重量を減らした快適なデザインなど、さまざまな改良点が売りである。
また、Galaxy S6、S6 Edge、S6 Edge+、Note 5などを含め、サムスンの最新の主力携帯電話すべてに対応している。
「昨年末、OculusとサムスンはGear VRのイノベーター・エディションに着手するため提携を行いました」とクーは述べた。続けて、以前のGear VR Innovator Editionのゴーグルは「ガジェット愛好家や開発者向けであり、ハードウェアではなく、ユーザーがVRの限界を押し広げられることを示すためにリリースされたもの」だと語った。
しかし、この新モデルは「主流となるように設計」され「あらゆる人のためのバーチャル・リアリティ」を実現するという。
フェイスブックの子会社であるOculusは、独自の消費者向けのヘッドセット、Riftの開発に取り組んでおり、来年のリリースが予想されている。一方、フェイスブックも、ユーザーのニュースフィードに360度視野の動画を導入し、仮想現実に関心を集められるような取り組みを行っている。
できるだけ多くの消費者が確実に手に入れられるよう、サムスンは端末の価格を99ドルに設定した。この額は、ヘッドセットを使うのに必要なスマートフォン(むろん、全額ユーザーの負担である)よりもはるかに安価だ。
画像提供:Adriana Lee for ReadWrite
- 関連記事:
- 仮想現実が現実と出会うとき―VRの実現が困難な理由とは
- フェイスブックのニュースフィードで360度カメラが使える様に
- いよいよVRヘッドセット市場が軌道に乗り始める
- 仮想現実(VR)を活用している5つの市場
- 正しい意味での「拡張現実」(Augmented Reality)とは?
※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちらをご覧ください。
連載バックナンバー
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- グーグルのサーチデザインチーフがバーチャルリアリティ「Cardboard」の責任者に
- フェイスブックのニュースフィードで360度カメラが使える様に
- 映画によってVR業界全体が注目を集めるかも知れない
- 仮想現実が現実と出会うとき―VRの実現が困難な理由とは
- マイクロソフトがHoloLens開発キット用アプリをついに公開
- 360度パノラマ動画がフェイスブックのニュースフィードにやってくる
- フェイスブックはVRアプリの予想図を既に示していた
- Messengerですらフェイスブックから距離を置きたがっている
- 視野角を拡大したGear VR新型が11月に発売へ
- サムスン、LG、HTCよ – Android Wearを見限るのは大きなミスだ